明日、8月4日から東京中野にあるギャラリー冬青で写真展「Tedim Road」が始まる。今回の展示が決まったころは東京オリンピック/パラリンピックと重なる時期で東京がどのような状況になっているのだろうか? など考えていたのが遥か昔のようだ。
今年の3月、今回の展示のためミャンマーへ撮影に行ったときも、まさか世の中がコロナ禍一色にそまるような事態は予測できなかった。先週末、ギャラリーへ行き展示内容(順番その他必要事項)の確認はすませ、明日のオープンを待つだけだ。通常は展示に合わせオープニングかクロージングパーティーを開催しているが、昨今の社会情勢から中止になった。
写真は展示する1枚。
Tedim Road沿いの家は木造が多い。ミャンマーの他の地域に比べ家の作りがしっかりしている印象だ。雨の多さと気温が低くなることもあるし、傾斜地に建てることも理由かもしれない。木目とカマドの炎は温かみを感じる。76年前、敗走する日本兵もこのような家のお世話になり命を繋いだのかもしれない。土間と囲炉裏が日本の田舎と似た雰囲気もあり少しは落ち着いけたのだろうか。