プリント納品して

作品のプリントが終わりギャラリーへ納品済ませ写真展の準備はひと段落しました。次は展示当日ギャラリーの壁に掛けられた姿で再会することになります。

展示中ギャラリーに置こうと思い全てでは無いですが写真にテキストを添えようと書き始めています。撮影中毎日メモを残していたので、それを読み返しています。

撮影とプリントを通して改めて思うのは「このようなことは時々でも誰かが掘り起こさないと埋もれてしまう」ということ。戦後間もないころは帰還された方々が現地を慰霊に訪れ、書籍に残したり歴史を記してきたが戦後75年も経つと、現役で当時を語る方々は少なくなり、次の世代が残していかなかれば歴史の中に埋れていってしまうだろう。

時代は常に流れ過去は埋もれていくことは自然なことだが、戦後の平和な時代に生きてきた世代は未来の選択を誤らないために過去の事実を知っておく必要があると思います。特にミャンマーと縁を感じて関わりを持っている我々は、未だ現地に多くの英霊が帰国を果たせずいることや現地の人たちを戦禍に巻き込んだことなど忘れてはならないと思います。

写真はカレーミョーからティディムに向かう途中、Fort Whiteと呼ばれている激戦地のひとつです。四方の山々を見渡せるため陣地として重要だったのでしょう。今は人々がピクニックに訪れて写真を撮ったりお弁当を広げたりしています。十字架が立っているのはこのあたりはキリスト教徒が多いためだと思います。標高が1500mくらいあるため雨季に来た時は雨と霧で視界が悪くとても寒かったですが乾季は遠くの山々まで見えて綺麗なところでした、景色は日本の信州の山々に似ています。日本を遠く離れ、中には中国から南方を経て何年も帰国していない日本兵は気候や景色から祖国に想いを馳せていたのだろうと思いました。

Comments are closed.