8月に2度目の編集会議を行った。
5月の編集会議を終えてから8月の撮影まで追加撮影の構想を練り、撮影に臨み、帰国後現像、コンタクトシート作成そして入れ替え候補写真のプリントを作り会議に臨んだ。
ミャンマーの撮影は思い通りに撮れたカットと、撮れなかったカットもあり、また撮れてしまった写真もあり写真集の全76カットのうち17カットを入れ替えた。今回も自分の意見は些細なことも含め発言した。ただ私自身の思い込みが入りすぎないよう高橋社長のアドバイスとアイディアを聞きながら編集が出来上がった。
この先、デザイナーさんとの打合せ、凸版印刷さんへ入稿日も決まった。
写真集原稿のプリントは高橋社長と相談し、再プリントが必要なカットが全体の4割くらいあるのが分かった。2013年の「Thanaka」の時、原稿プリントのトーンにばらつきがあり校正や印刷に際し高橋社長や凸版印刷の杉山さんが苦労をかけたことがあり、今回は納得のいくまで入稿プリントを仕上げたいと考えている。
次はデザイナーさんとの打合せだが、その時に
・タイトル
・本のサイズ
・表紙イメージ
・写真ページデザイン
・テキストページの割り振り
など決めるので、自分なりの候補なり方針を考えておく必要がある。
特に本のサイズは、Thanakaと同じサイズ( 200x225mm)と、一回り大きいサイズ(253×259mm)で迷っている。大きい写真の質感に魅力はあるが単価が上がりトータルのコストも当然増えることになる。また、写真集は同じミャンマーが被写体でThanaka と無関係な写真集では無く、大きく変えない方が良いとの考えもある。実際にミャンマーなどに持って行くことを思うと小さい方が扱いやすい。などなど考えて未だ結論は出ていないがデザイナーさんと打合せの時までに決める約束をした。
テキストは今回、全体で6頁にする予定だ。和文と英文併記にするため量としては3頁になる。こちらは写真のセレクトが今回の編集会議でひとまず決まったから、最終仕上げの段階になり、固まったところで英訳作業を依頼することになる。
12月の写真展だから写真集は11月後半に出来上がる予定だ。そこから逆算するとあまり余裕が無い。写真集の入稿が一段落すると次は展示プリントの製作だ。油断していると12月まで流されしまう。
写真は、インレー湖の友人一家、Thanka でこの一家の写真は7枚入っている。今回も複数枚入る。彼らに最初会ったときから10年以上経つが、その間お互い様々なことがあったことを思い出す。