7月27日の日曜日、東京の早稲田奉仕園で日本に住むミャンマーの方々に向けて無料の健康診断・相談会がMFCG(Myanmar Family Clinic & Garden)の主催で開催された。今までは予定が合わず行けなかったが今回は参加し微力ながら手伝うことが出来た。
医師はMFCG代表の名知さん、在日ミャンマー人医師が数名が中心で診察。他に在日のミャンマーの人達も多くのボランティアとして参加していた。MFCGのイベントは過去に何度か参加していたが今回は協力しながら1日過ごせ、Facebook でも友達が増えた。何人かに日本に来た経緯や将来の話など聞くことができた。
検診を受けに来たミャンマーの人達も含めて人柄の穏やかで陽気だった。ボランティアベースの健康診断なので尿検査、身長、体重測定、血圧と問診だったが先生達は聴診器1本で熱心に診ていた。そして彼らにとって貴重なのは検診結果をもとに親身に相談に乗り必要に応じて最寄りで適切な対応をしてくれそうな病院に紹介状をもらえることだったのだろう。ミャンマー語で相談できたのは心強かっただろうと思う。
私はエレベータやトイレ周辺で案内・誘導がメインだったが最後エレベータで帰るとき皆、深々と御礼を言ってくれていた姿が全てを物語っていたのだろう。
そしてMFCG代表の名知さんの講演を先日聴いた医師志望の女子高校生もボランティアで参加していた。私も少し話を聞いたが受験を控えた高校3年の貴重な夏の1日を過ごしたようで将来がとても楽しみだ。自分が高校3年の時を思い出すと自分の事で精一杯でボランティアに参加など微塵も頭に無かっただろう。しかも彼女はとてもしっかりしていて、そのうえ可愛くミャンマーの若い男性陣の人気者になり代わる代わる一緒に写真を撮っていた。
私は明日から2年ぶりのミャンマー、雨季に行くのは2007年以来。雨季は時々スコールがあり移動が遮られたりする不自由さはあるが果物など食べ物は美味しく、観光客も少なくノンビリ彼らの日常に接することができる。それに私の目的地インレー湖のホテルには蛍も沢山居る。条件が良ければ天の川を含む満点の星空と蛍の共演を目にすることができる。
訪緬1週間前にこのような場に居られたのは私には良い機会だった。
写真は会場の早稲田奉仕園の建物。静かで趣のある佇まい。