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写真展御礼

12月26日(土)の19時、写真展「Thanaka II 雨安居」は終了しました。12月4日(金)の11時に始まったのが遠い過去のような気もしますが、ついさっきだったような気もしています。

2013年7月は写真集「Thanaka」の出版と合わせて展示でしたので、今思うと勢いで一気に駆け抜けたような感覚でしたが、今回はそれから2年半、じっくりと作品制作を進めてきました。途中様々な理由や状況から迷うこともあり、正直展示するまで不安もありました。それでも壁に並んだ作品を眺めて不安は無くなりました。これで結果が伴わなければそれが今の自分の能力、ポジションなのだと考えるようになりました。

会期中、何日か在廊しましたが、不在の時の方が多くギャラリーへ来て頂いたときに話をしたかった方々も多く、それが一番残念なことでした。最終日に芳名帳のコピーを貰い改めてそう思いました。

ギャラリーのはからいで最後にクロージングパーティを開いて貰い、展示が終わりもう今年も終わるのだなぁと・・・

11月28日と29日に芝増上寺で開催されたミャンマー祭り2015でカラー40点展示に続いてそのまま個展と続きここ数年無いくらい走り続けた感があります。来年はまた次に向けて構想を練り始めようと思っています。走ってきた良かったこと・・

☆ミャンマー祭りは2日間だけでしたが数千人の人に作品を観てもらい多くの話が聞けた
☆個展で私がミャンマーと関わるきっかけと、写真作家を目指すうえでお世話になった方が私の作品を購入してくれたこと
☆2013年の展示を上回る作品数を販売できた
 (コマーシャルギャラリーの展示では重要なことと考えています)
☆2013年の展示で購入して頂いた方からリピートで今回も購入して貰えた
 (今回の作品に対する重要な評価と考えています)
☆複数枚作品を購入して頂けた人が居た
 (今後の作品制作にたいする糧と責任と感じています)
☆2点がEdition3まで購入して頂けた(もう1点Editon2まで)
☆心に残る言葉を複数の方から貰えた
 (大きな財産で、これらを次の作品に活かさなければならないと考えています)
☆次回の展示の話を頂けた
 (写真作家としての評価と受け止めています)

20151228-001.jpg展示終了後のギャラリーの様子です。このまま私の作品は年越しだそうで、正月にこっそり観にいってみようかと・・

最後に、私がお手伝いしているNPO法人「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」では12月31日期限で活動の寄付を募っています。私も前もって決めてた金額(作品が売れたら1点につきの金額)を寄付する予定です。私自身、写真作家として個展を開催したり写真集を出版できたのはミャンマーに出会ったこととがきっかけになっています。私が被写体としているミャンマーの現実のひとつとして、5歳になるまでに病気などで死亡する子供の率が1000人中60人を超えています。日本では1人とか2人くらいだったと記憶しています。
そのような現実を直視し少しでも変えていこうと思い、「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」にボランティアとして参加しています。

残り1週間

12月4日(金)から始まった写真展「Thanaka II 雨安居」も残すところあと1週間、12月26日(土)で終わりだ。

2013年7月に写真集「Thanaka」出版と合わせて開催した写真展を観てくれた人達のなかで私が尊敬している写真家の方々から「被写体へ対する目線が変わってきている」、「良い方向に進化している」や「長年続けて撮っている人にしか見えてこないものが見え始めている」など言葉を頂き、それは私にとって大きな財産になった。まだ頂いた言葉に対して自分自身で消化できていない部分もあるが展示が終わってからゆっくり考えて次に繋げて行きたいと思っている。

今回私が展示しているギャラリー冬青はニコンやキヤノン、オリンパスなどのメーカ系やレンタルギャラリーと異なるコマーシャルギャラリーだ。そのことは以前から理解していたし、前回の展示でも体感していたことだが、今回はその重みを強く感じている。

私自身年に数枚、意味を感じ欲しいと思った写真を購入しているから、買う側の気持ちは充分理解している。買おうかどうしようか悩み再度ギャラリーへ行ったりもするし、作家さんが居ればいろいろ話を聞き、何か背中を押して貰ったり、時には購入を辞めてしまったことも何度かある。週末を中心に在廊しているが私が不在のときに購入してくれた方もおり、本当にうれしいことである。なかでも私が作品作りに迷っていたときにワークショップでお世話になり、ミャンマーへ行くきっかけを作ってくれた写真家渡部さとる氏が私の作品を購入してくれたことだ。その時のことが渡部さんの日記に書かれており理由を知り今後の大きな糧にせねばならいと自らに言い聞かせている。

前回の展示に続き、今回も作品を購入してくれた方が複数居たり、複数枚購入して頂いたことも作家としてこれ以上励みになることは無い。

残り1週間、それが終わると今年も終わる。私にとって充実の年の瀬になりつつある。

前回は7月展示で雨など天候の恵まれなかった日もあるが今回は比較的天候に恵まれているのもうれしい。年末で何かと忙しい中、時間を割いてギャラリーへ足を運んで頂けることに感謝をしつつ次に向けていろいろ思いを巡らせている今日この頃だ。

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Thanaka II 明日から

本日夕方、ギャラリー冬青へ行き、明日から始まる写真展の展示立ち会いをしてきました。2013年7月に同ギャラリーで写真集出版と合わせて展示してから約2年半ぶりの個展です。

今回のタイトルは「Thanaka II 雨安居(ウアンゴ)」です。写真集出版後に撮影した作品28点で構成した展示です。

前回は写真集出版が決まり、展示が決まって写真集日程を繰り上げてと言うような、ある意味勢いのまま展示に突入しましたが今回はじっくりと作品撮りとプリントそしてセレクトをこなしての展示です。

そして本日の冬青社高橋社長のブログで取り上げて頂きました。

明日から始まり、年末まで土曜日を中心に何日か在廊しますので、是非お越し下さい。

私の印象というか実体験で居心地の良いギャラリーには大きなくつろげる机が有ります。これはゆっくり作品を観た後にキャプションを読んだり、話をするために重要な要素かと思っています。

20151203-001.jpg

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