2008年11月アーカイブ

空港が

2008112801.jpgミャンマーに行くとき私はいつもタイのバンコク経由です。

最初に行った2005年のときはドンムアン空港、その後はスワンナブーム空港。その両方が今占拠、閉鎖されている。成田フライトインフォメーションでバンコク行きをWEBで見ても全便欠航。




シゴトや里帰りそして観光で行こうと思っていた人は大変だろうが、すでに行ってしまって帰れない人も多いのだろう。

私がいつもお世話になっているバンコク在住のDr.T氏は先週末ごろからミャンマーへ行っている予定と先週頂いたメールに書いてありました。そして私が最初に行ったときご一緒したO氏も今回は同行のはず。予定では今週末、そろそろバンコクに戻るはずなのですがきっとヤンゴンで足止めになっていると思われます。

バンコクの空港閉鎖はタイの反政府市民団体「民主主義市民連合」が首相の辞任を求めての行動だそうで、首相もそれに対して「非常事態宣言」を発令、空港閉鎖の異常事態を収拾すべく間もなく強制排除(武力衝突)が起こるかもしれない。
タイのお国事情は詳しく解らないがデモや衝突はしょっちゅうでたいがいは少し騒ぎが大きくなると絶大な人気を誇る国王様が出てきて収めることの繰り返しと聞いていました。なので今回は今までと比べると明らかに異常な感じがします。

やたら広く乗り継ぎで相当歩かされるスワンナブーム国際空港だが、雰囲気は至ってノンビリしていたので今の状況は想像できません。一日も早く平和な空港に戻って欲しいものです。

バンコクの閉鎖は、やっと今シーズン戻りつつあるミャンマーへ向かう観光客の足止めを意味しており私にとってはそっちも心配なコトです。

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先日シゴト行く前に会社近くの医院に寄ってインフルエンザ予防接種を受けてきました。もう3日経つのにまだ痕が赤く腫れててぷっくりしてます。別に痛いとか痒いとかは無いですが・・・
しかし、注射は苦手です。左袖をまくり目をつむって右を見てアタマの中は全く別のことを一生懸命考えて想像して・・・でも痛いですねぇ、筋肉注射は。
針を刺すのは一瞬チクッっで大したコトないですがその後身体に無理矢理なんか「痛みの塊」でも注入されているような・・・

写真はバンコクのスワンナブーム国際空港、では無くて数年前の味わいの深い頃のヤンゴン国際空港のチェックインカウンターです。カウンターでは座席シールを飛行機の座席表に一枚づつ貼りながらアナログチェックイン中です。


ベタ

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コンタクトシートとも言いますが、私はいつもベタと言ってます。

現像したネガを6切りや4切りの印画紙にそのままの大きさで一覧みたいにしたモノです。

先週末、お世話になっているワークショップの方が開催している写真展を観に行きました。

   若林 泰子写真展 「BIG busy」

渋谷の街のストリートスナップを2年撮り溜めたモノクロプリントでした。

昼の早い時間に行ったので作家さんにいろいろ聞くことが出来、ストリートスナップの楽しさ奥深さを実感できた写真展でした。
そして、一番興長時間かけて観させてもらったのが、展示した作品のベタでした。全て貼りだしてあり、それにセレクトした印まで付いていました。

展示されている作品の後にはそれの数倍、場合によっては数十倍の写真が隠れているのですが、どのような撮影をして、セレクトしたのかが読み取れるベタの展示は非常に興味をそそられました。

もし自分だったらこの写真を選らぶかもしれないとか、なんでコレを選んでこっちを選ばなかったのだろうか・・・等々

日曜まで開催されてます。モノクロスナップに興味のある方には是非お薦めです。


MaSuKo

久しぶりの暗室作業。昨日は溜まっていたベタ作り。今日はフィルム現像。
(今日は判る人にしか全く興味のない内容で長いです)

真夏の暑さと写真展の準備などで7月以来の暗室。

ベタとはいえ現像液中で浮かび出てくる像を見ているとワクワクする。液中でみる画像はなんとも綺麗に見え、この感じでプリントが展示できればなぁといつも考えてしまう。

そしてフィルム現像。5月にお世話になっているワークショップで現像実習を受けてから現像液をTmaxからMICRODOL-X(1:3希釈)に。現像タンクはLPLからヤフオクで入手したMaSuKoを試そうとしていたがやっと今日使うことが出来た。

MaSuKoタンクが送られてきた日に早速いろいろいじっていたら大きいフタ(リッドという名称)が開かなくなり四苦八苦。友人などにメールで聞いたりしてゴムハンマーを買ってきてガンガン叩いてやっと外れ、噂では聞いていたが「これかぁ・・」という感じだった。
ただもともと作りがしっかりしているからリッドをLPLタンクのようにがっちり押し込まなくても液漏れしないこともわかり軽くかぶせる程度にした。

使ってみた感想は
☆良い点
・リールに巻きやすい。ブローニーでも安心して巻ける
 (LPLの時は相当慎重にしてもフィルムに折れ目が着き易かった)
・現像中に液温が計れるのは便利というか安心できる
 (温度計読み取り値で24℃設定に対し±0.2℃以内にコントロールできる)
★イマイチな点
・重い(利点の裏返しなので仕方無し)
・高い(一度買えばずっと使えるしヤフオクなのでまぁこんなモン)
・液量が多い(安心の代償?)

一番悩んだのが攪拌をどうするかということ。
LPLの時は現像液を入れて最初1分は連続攪拌(3回/5秒程度のペース)そのあと1分毎に5秒と決めていたがMaSuKoの取説を読んでいたら一般の現像タンクより攪拌効率が高いから連続攪拌は不要と書いてあった。しかし最初の連続攪拌を無くし気泡取りだけで放置する勇気?は無く、ネットなどで調べてみて結局、

現像液注入、タイマースタート、連続攪拌(3回/5秒程度のペース)30秒、1分毎に3回/5秒攪拌で処方通りの14分45秒経ったらタイマーストップ、現像液排出、停止液注入。
クーラーボックスに24℃の水を入れ、待ち時間はタンクを浸し時々液温確認、低ければボックスに温湯を入れ、高ければ冷水を入れ、これで変動は±0.2℃以内にコントロールできた。どれだけ仕上がりに影響が出るか解らないが精神的に安心できる。要はぶれる要素を極力排除し自分のデータを積み上げて最適条件を見付けることが出来る。
LPLの時もあまり"現像ムラ"が気になったことは無いので、このプロセス中に液温がコントロールできてことが私にとって最大のメリットだと思っている、次が巻きやすいリールだろう。

それと一番気になっていたリッド外れなく問題だが今回は問題なくあっさり開いた。でもちょっと油断して斜めにリッドが深めに嵌ると確実に外れにくくなりそうここが一番要注意かもしれない。軽くかぶせキャップとタンク底面を両手の平で持ちゆっくり目に攪拌することを留意。

そして現像した結果がだが、ネガの状態を見ると気になるムラ、キズ、フィルムへこみは無し。トーン(コントラスト)も撮影時のいい加減な露出を差し引いても問題無しのレベルだった。

取り敢えずしばらくは今回の処方をベースに他の方の話など元に試行錯誤する予定。

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嬉しい連休

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晴れ渡った少々寒い一日でしたが久しぶりに集まった仲間で晩秋の東大へ、、

昼過ぎ、集合場所の赤門に少々遅れて着くと私が一番最後だった。

東大へ来たのは多分10数年ぶり、前回はシゴトで2回ほど来たことがあるが当時写真を始める前だったのであまり印象もなかったが、カメラを持って歩くと印象が全く変わる。そしてなにより以前のように普通にカメラ持って、日溜まりのネコを撮り、スケッチしている人をスナップし、RAW現像について話して答えて、買ってやっと試し撮りができると嬉しそうにして、気付くとGRデジタルが3台だったり・・・私も久しぶりにローライにTMAXつめて・・・というのが嬉しく感じた。
ここしばらく体調を崩していた仲間がいて、最近、回復してきたと聞いていたのだが、撮り歩きそして食事してワイワイできるようになるのは正直、もう少し先かなと思っていただけに本当に良かった。

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赤門から安田講堂そして三四郎池と歩いていると大学生協だけではなくドトール、ローソン、スタバまで構内にある。銀行ATMも4行くらいあった。大学生協も広く東大グッズ・お土産まで売っててすっかり観光地化していた。

スタバで一休みしてもう一人合流し本郷界隈を樋口一葉ゆかりの地を総菜屋のコロッケを頬張りながら歩く。こういう時のコロッケは絶品、揚げたてで中身はホクホク外見はカリカリ。

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秋の夕暮れは早く、5時にはもう暗い。特にビルに囲まれた下町のようなところは空が狭い。

夕食は新宿に移動しタイ料理屋へ、そしてもう一人合流し本日の予定メンバーが揃った。一人増えると会話がさらに膨らむし食事も進む。
時計をみると店に入ってから3時間以上経っていた。楽しい時間は本当に早い。

300万円の写真

先日、初めて300万円で売られていた写真を観ました。

そこは谷中の元銭を現代アートギャラリーにしたBATHHOUSEでした。

先日、写真家田村彰英氏が代表をされている「シルバー・ソルト・クラブ写真展」に伺ったとき丁度田村さんが居られて、近くのギャラリーで面白い展示をしているからとご一緒させて貰いました。

谷中の路地を歩いて数分、昔売れ始めたころの山口百恵さんも通っていた銭湯「柏湯」をギャラリーにしたBATHHOUSEに着きました。

そこでは、イギリスの若手現代アーティスト"ダレン・アーモンド"氏の個展が開かれていた。

http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/081114darren_almond/

作品は日本の、若狭湾で撮られた日本の風景、販売価格は大きいので300万円、小さいのでも200万円の値が付いていた。小さいと言っても2m×2m近い大きさ、大きい方は3m近いのではと思える大きさ。なによりもこの大きさに圧倒される。元銭湯なので吹き抜けの天井高さが、その大きさというかスケールを演出している気がした。

展示されているのは10点くらいなのだが・・・しかし、これがこの値段で流通する、そういう世界もあるのかと・・・不思議な空間でした。

しかし元「柏湯」の天井を見上げると、もしかして若き10代の百恵さんが鼻歌でも歌っていたのかと思うとそっちの方がまだ現実的な気がしました。

話が前後しますが、「シルバー・ソルト・クラブ写真展」。(残念ながら本日で終了ですが・・)
全員が銀塩モノクロバライタプリント、美しいトーンのプリントがステキな空間を作っていました。なかでも私が一番好きだったのが、海岸でサーフボードを抱えている写真、何となく稲村ヶ崎?と思える作品には惹きつけられ、粒子の美しいプリントでした。

私もまた、モノクロプリント頑張ろうと思えました。


写真は、なんとなく「日本」っぽいかなと思っただけです。

2008111601.jpg


個展の写真

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こちらに・・・・

http://hitoshi-kameyama.com/exhibition/200810epSITE/

先日エプサイトギャラリー2で展示していた写真をアップしました。展示中に聞かれたことなどメモとして一緒に書いてありますので、お時間のある時にでもご覧願います。

写真の修復

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日本シリーズ最終戦、劣勢の巨人から逃げるように別のチャネルを観ていたら、

写真修復職人の話をやっててそっちに魅入っていたら、西武が優勝していました。今シーズン最悪の滑り出しと奇跡逆転リーグ優勝、日本シリーズもよく戦いました。
ここ数年で一番"成長"を感じたシーズンでした。無名の若手台頭は来年の楽しみです。

さて、テレビ番組では、70年前の白黒写真の修復作業。漂白脱色してから再度現像していました。ほか全部で20種類の薬品を使うとのことでしたが、以前数回やったことのある調色と似ているのだろうなぁと・・・

修復された写真は依頼主の元に渡り感動の場面へ、テレビ東京らしい番組で日曜の夜にはちょうどよいです。

フィルムが無くても印画紙にプリントされた白黒写真があれだけ修復できることに驚きです。
デジタルデータの寿命がどれだけなのか判りませんが、多分デジタルプリントの修復ってできるのだろうかと考えて・・・みようかと思っても。。。デジカメで撮ってフォトショップで修復くらいしか思いつかず・・・

手法はともかく、昔の貴重な思い出が蘇る感動は写真の魅力です。何気なく撮った一枚のスナップ写真だって大切な一枚なのかもしれないです。

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昨日、個展で展示した写真が帰ってきました。想像していた以上の量というか大きさで運ばれてきた箱の山を観たときは呆然としましたが、丁度良いチャンスとばかり天袋や押し入れの大掃除でなんとか家の中を狭くせずにおさまりました。
折角なので何枚かは家の中に飾ろうとも思ってますが・・・ホントは撮らせてくれた人達に届けたいと考えてます。
これから調べてみようと思ってますが、聞いた話ではヤンゴンまではDHLが届くそうですが、費用やら梱包を考えると・・・自分が行くときに何枚かは手荷物で運ぶのが現実かなぁ・・と。
しかし、幅1mに伸ばしたのは運べないなぁ

写真は、もう町はクリスマス商戦モードですねぇ。まぁ、あくまで"商戦"なだけですが。

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もう11月で・・・

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カレンダーはあと1枚になり、朝の冷え込みも自転車通勤には手袋が必要になりました。

写真展が終わり、先週末から普通の生活に戻ったハズですが写真展を観に行ったりで、気分はなんかまだちょっと普段に戻り切れてない感じです。

昨日完敗した巨人は今夜、宿敵涌井を打ち崩し快勝。ラミレスの気迫は過去のジャイアンツ助っ人には無いタイプ。今年のMVPは決まりかなぁ・・・

さて、個展中にも来てくれた方に「blogにコメントが書き込めませんでした」と言われ、前々から気になっていましたが数日前に書き込めるように修正しました。どなかた試しでも書いていただけるとウレシイです。
以前はコメントに制限付けてなかったのですがスパム(迷惑)コメントの嵐になってしまったので、よくみかける画像に隠れた文字を入力して貰うヤツを導入しようと試みました。しかし、上手く設定出来ませんでした。いろいろ調べてもダメで諦めかけていたとき、別の方法で対策できるのを見付けて設定してみました。
今のところスパムコメントは無くて一安心してます。

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それと、最近IEからFirefoxに乗り替えているのですが、この日記の表示がおかしいコトを発見しました。試しにSafariで確認してもおかしいです。直したいのですが、ちょっといじったくらいではダメそうです。もう少し調べて何とかしようと思ってます。

写真は先週末に立ち寄った昇仙峡の有名な?岩のトンネルです。みんなくぐった後に振り返り写真撮ってました。

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