2018年2月のヤンゴン(その3;カメラ壊れる)

2/25(日)

昨夜はステージの余韻もあり予想通り寝つきが悪く、熟睡感のないまま朝を迎える。

ホテルの朝食は香辛料を入れたモヒンガ-(ミャンマーの一般的な朝食)を食べてコーヒーを飲んでも目が覚めない。午前中は部屋でごろごろ過ごしていたが、日本からこちらに来ていた友人と近くのカフェでタミンジョー(チャーハン)を食べる。路地の古そうな雑居ビルの2階にひっそりとカフェがある。今まで何度も通っていたのに全く気付かなかったので、きっと知らないお店がまだまだ沢山あるのだろう。

数年前の出来事を思い出しながら話をして、チャーハンとコーラでやっと目が覚めてきた。日本では炭酸を飲むことはほとんど無いが、ここに来ると飲みたくなる。

友人と別れた後、昨夜の撮影で身体の凝り凝りになっていたのでマッサージに行って解して貰いたい。でも昼間の暑い中歩くのをどうしようかと思いつつ歩いてみると昨日より少し?気温が低いような気がしたのでマッサージGenkyへ向かう。ヤンゴンに来ると一度は訪れているが前はもう少し近くにあったような記憶、40番通り付近?だが数ヶ月前移転したとFacebookで見たのを思い出す。ネットで調べると50番通りか12番通りと出てきた。50番の方が距離が半分くらいなのでとりあえず目指す。10分くらい歩くと到着。冷房が効いてて心地よい、60分コースを頼み涼しい店内でマッサージ。ここは視覚障がい者の方がマッサージをしてくれる。見えない分手先の神経など繊細なようでいつも気持ちよくほどほどの強さでほぐしてくれる。

涼しい店内から出ると強烈な陽射し、やっぱり暑い。タクシーでホテルにもどうかと思ったが方向だけ目指して路地を歩いて帰ることに。

途中、製本をしている小さな作業場が目につき遠目に眺めていると、どうも学校の教科書を製本したり、ホテルのパンフレットを三つ折りにしたり5人くらいで仕事をしていた。

両開きの真ん中にホチキス打つ人、その束を重ねて押しつぶす人、その背に糊を塗る人、表紙カバーを貼り整える人で出来上がる。 写真を撮っても良いかとミャンマー語で聞くとどうぞと返事。一枚撮ったところでフィルムが終わり交換し撮ろうとするとシャッターを押しても感覚が無い。巻き上げてもう一度押すも同じ、仕方無いので耳元でシャッターを押すと切れない。シャッターボタンを押してもシャッターが開かなくなってしまった。そろそろオーバーホールに出そうかと考えていたくらいなので仕方無い、壊れてしまった。ミャンマーに来るようになり12年経つが故障は初めて。昨年の作品撮りに迫られていた時で無くて良かったと考えるしかない。ホテルに戻りあれこれ試すが動かない。戻ったら修理&オーバーホールに出そう。

夜はヤンゴンの友人と食事の約束があり、車で5分くらいのシンガポール料理屋でか6時過ぎから10時前まで食べて話しての時間を過ごした。昨夜の喧噪が遠い昔に思えるくらいヤンゴン最後の夜はいつもの静かなヤンゴンだった。

2/26(月)

日本との時差2時間半と言うこともあり朝は早く目がさめる。行きと比べ7kgくらい軽くなったスーツケースの鍵をかけて朝食を手短にすませチェックアウトし空港へ向かう。平日だが通勤時間前なのか道路は空いていて45分くらいで到着。

朝便でヤンゴンを出るのも久しぶり、定刻より15分くらい遅れてヤンゴンを離陸。バンコクで乗り継ぎ帰りは羽田空港。

復路はボーイング747、ANAから747が無くなって以来なので久しぶりのジャンボジェット。

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