ミャンマーへ [ 03/August/2018 ]

平日出発の為、通勤電車を避けるようにメトロロマンスカーで大手町まで行き東京駅地下ホームまで移動し成田エクスプレスで成田空港へ向った。今回、往路はANAでヤンゴン直行で帰路はバンコク経由のタイ航空を取ってある。深夜便が寝れずに苦手なので往復昼移動にした。予定通り9:30ごろ空港へ到着、送ってあった荷物(写真集)を受取りカウンターでピックアップ。

飛行機は定刻通り出発し、iPadで借りていた映画を2本観たり食事をしていると飛行機が少しづつ高度を下げ始めた。窓から外を見ると水没しているように見える町が広がっている。ヤンゴンから少し北の辺りで先日、Facebookなどで見ていた洪水被害を思い出した。

機長のアナウンスで気温29度と日本より相当涼しいヤンゴン。最近空港からダウンタウンのスーレーパゴダまでシャトルバス(日本円で50円弱)が始まっていたがバスがホテル近くに停まらないのと今回は荷物が多いのとで断念しタクシーでホテルに向った。金曜の夕方で相当の渋滞を覚悟していたが約1時間でホテルに着いた。

いつもだとヤンゴンに着いた日はホテルの近所で夕飯を食べてホテルでのんびり過ごすのだが今回はインセインにあるカレン料理屋で食事会がありチェックイン早々にホテルを出て店に向かった。地図で見ると空港とインセインは直接タクシーで向かえば30分はかからない距離、空港から店に直接行こうかとも考えたがスーツケースと18kg程度の荷物そしてカメラなど撮影機材の入ったリュックを持ち歩きたくないので時間はかかるが一度ホテルに荷物を置きたかった。それでも渋滞があったものの約一時間で店に着き、渋滞にハマり私より遅れる人たちも居た。

そもそもカレン料理になったのは昨年、ミャンマーの国技ラウェイで初の日本人チャンピオンになった金子さんをJMCC(私がミャンマー語を勉強しているところ)ヤンゴン同窓会に紹介する食事会の話しがあり、ラウェイの本場がカレン州なのでがインセインにあるカレン料理で開催されることになった、ミャンマーは130を超える少数民族から成る多民族国家だ.私が長年通っているインレー湖もシャン州にあり、この辺り一帯に暮らす人たちはやや広い括りでシャン民族になる。シャン料理はヤンゴンでも人気で有名なレストランがたくさんある。他にも少数民族の料理は多数あるが、カレン料理はあまり聞いたことが無い。長年ヤンゴンに暮らす日本の方々も馴染みが無いという。それでも探して見つけてくれたのがインセインにある「Non Tae Ya」だった。

ミャンマーの国技である格闘技のラウェイ(လက်ဝှေ့、Lethwei)は、地球上で最も危険な格闘技と言われ、拳にはグローブを着用せずバンテージのみを巻き、頭突き攻撃も認められている。昨年12月、ミャンマーで4つしかないラウェイ王者のタイトルを、金子大輝選手が日本人として初めて獲得のチャンピオンになった。金子さんはミャンマーの英雄だけあって、町を歩いているとミャンマー人から記念撮影を求められているそうだ。

カレン料理は初めて食べた全体的に辛めの料理や酸味の強い料理が多かった。美味しかったものと辛すぎて味かわからないのがあった。

21時過ぎに近くのラペザイン(喫茶店のような店)に移動し22時過ぎまで話をして小雨が降り出したところでお開きとなった。

私は今回も小野田さんの車にお世話になり23:20ごろホテルに戻った。明日は朝8時の国内線でインレー湖に向かう。
シャワーを浴びてヤンゴンにおいていく荷物(ヤンゴンに戻る8日までホテルに預ける)を整理して時計を見ると0:00を回り、日本時間で2:30だ。いつになく濃く長く充実した1日で始まった今回のミャンマー、部屋の窓からライトアップされたシュエダゴンパゴダに手を合わせ、目覚ましを5:30にセットして就寝した。

今回のANAのヤンゴン便で初めてデザートにハーゲンダッツのアイスクリームが出てきた。小さめだが濃厚で美味しかった。今まで何度もANA便に乗っているがこれが出てきたのは初めてだと思う。

そしてヤンゴンで飛行機を降りる前、近くにいたCAさんに「今夜、この便のミャンマー語のアナウンスの声の人とヤンゴンで会います」と話したらびっくりしていた。私がミャンマー語を勉強しているJMCCの所長、マヘーマー先生の声の録音が成田〜ヤンゴン便のミャンマー語機内アナウンスで流れている。JMCCでミャンマー語を学ぶ者にとって、気が引き締まる瞬間でもある。

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