先日まで横浜の綱島にある旅カフェ「Point Weather」で2週間ほど写真を展示させてもらっていた。
そこに香港在住のフランス人女性が訪ねて来てくれた。ここに至ったのは私が3/28からHK PhotoBook Fairへ参加するため香港へ行くので都合が合えば話をしてみたいと思い、彼女のサイトからメッセージを送ったのがキッカケだった。しかし彼女はその時期香港に居ないが3日間東京へ行くからどこかでお茶でもしましょうとなった。
東銀座界隈に滞在予定と聞いていたので、都内で会おうと思っていたが、せっかく展示しているので綱島まで来ないか誘ったところ来てくれた。
そもそも彼女とは面識は無かったが数年前から不思議な縁を感じていた。
私と彼女を結び付けているのはミャンマーのインレー湖にある仏像屋で私が2006年から訪れているファミリーだ。数年前、いつものように彼らの家に入ると大きな金色のボールがいくつか有った。球状のもの作りかけなのか半分になっているものなどなど。
彼らに「これは何?」と聞いたら「香港の人から依頼されて作っている」との教えてくれたがどうも話がよく分からなかった。そして毎回見かけつつあまり深入りせず金の玉を眺めていた。
2018年8月、訪れると展示のパンフレットを見せてくれた。それを見て彼女がモダンアーティストで作品作りをここに依頼していたのだった。パンフレットを見ると香港在住、ウェブも見つかりメールアドレスも見つけ急に彼女との距離が近づいた気がした。
カフェの小さなテーブル、というよりちゃぶ台を挟み畳に座り話をして気づくと2時間が過ぎていた。お互いの自己紹介や仏像屋に至った流れなど。
私が彼女の作品を観ていたように、彼女も私の写真集を仏像屋で観ていた。
ミャンマーの小さな村にある一軒の仏像屋が繋いだ縁を綱島のエキゾチックなカフェで感じたひとときだった。彼女はPoint Weather をとても気に入ってくれたようで店内の写真をたくさん撮り友人に紹介したいとお店の名刺を数枚持ち帰って行った。
いつかインレー湖の仏像屋で集まっていろいろ話をするのも楽しそうだ。
彼女のサイトがこちら