年が明けて気付ばもう1月も20日が過ぎた。
年末に写真展が終わりそのまま年が変わってしまったような感覚だった。今まで写真展が終わっても特に意識したことは無かったが今回は少々気が抜けてしまったようで”燃え尽き症候群”?とか考えていたらギャラリー冬青の髙橋社長からの電話が鳴った。
写真展で私のプリントを購入して下さった方へギャラリーから送付しようとしたときにプリントにトラブルが有るとの連絡が来た、新年早々プリントして先日納品しこれでひと区切りとなった。プリントを購入して頂けることの素晴らしさは何より今後の糧になる。
今回の展示は過去とくらべ何か”違いのようなもの”を感じていた。言葉にするのは難しいが今年はそれをヒントに考えていくコトが必要なのかも知れない。
2冊目の写真集「Myanmar 2005−2017」を作る過程で自分の作品も変わり(本人は変わったと思っている)、作品に対する皆さん感想や評価の言葉にもそれが現れていたと思う(善し悪しでは無く言葉の種類が変わったのかもしれない)。特に被写体との距離、関わりを言われることが多かったが、それは自分が思っている以上に観た人にはそう感じてくれたのだろう。長年ミャンマーと関わってきた方や東京に暮らすミャンマーの人たちに観て貰えたことも変化のひとつだった。
写真展と写真集出版は2013年7月と同じなのだが、今回のほうが”区切り”を自覚している。そのためか”次やこれから”を漠然とあれこれ考えているが定まらない。それでも、2月の終わりにヤンゴンへ数日間だけ行くことを決めた。
目的のひとつはヤンゴンで開催されるJapan Myanmar Pwe Taw(Pwe Tawは祭りの意味)を観に行くことだ。
約3年前、これに関係したNHK-BSの番組がきっかけでAh Moonの楽曲”Myanmar“を知った。これも今回の写真集のきっかけになった。今まではYoutubeやDVDでしか観ていない彼女のステージを直に観たいと思っていた。そして昨年8月に彼女を撮影した時の約束であるプリント(写真展で額装し展示していた1枚と他にも数点)と写真集を渡すことも大切な目的だ。
昨年8月以来のヤンゴンだが半年で変わった街を歩き写真を撮ってきたい。
正月に地元の神社で引いた「小吉」、今年の出だしはこれで見る限り「普通」だ。よく読むと期待が持てる事柄が多いし。