先日、冬青社を訪れ高橋社長と写真集に向けて打合せを行った。
昨年末にコンタクトシートを持ち込み候補写真をセレクトし、3月末に編集用ワークプリントが完成した。今回の打合せは写真集の方向性を決めるべく臨んだ。
2階の会議室に入ると、2012年冬に初めて写真を持ち込んだ時の緊張感を思い出す。
私はここ1年くらい考えてきた写真集のコンセプトを説明した。今回は2013年に出版した「Thanaka」の後に撮影した写真で構成しているから”続編”と考えることも出来るが、もう少しメッセージ性を強くしたいと考えている。
2012年にミャンマーの大統領が替わり民主化プログラムがスタートし昨年からアウンサンスーチー氏率いる政権が誕生し大きく変わり始めている過渡期になる。そんな中、交通事情、通信環境をなどを筆頭に彼らをとりまく世界は変化している。軍事政権下で時代の流れ場数十年止まっていた世界が加速して変わりゆくものがある。しかしそれと同時に彼らが大切にている変わらないものも有る。
私が考えているコンセプトに社長のアドバイスを合わせて5月に1回目の編集会議をすることになった。そして、12月の展示にあわせた出版までのスケジュールも見えてきた。
GWは編集会議の準備、その先の入稿データのテストプリントなどを進める予定だ。