2011年11月アーカイブ

ソウルの色


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いろいろあった2011年も明日から12月、あと1ヶ月で終わります。

少し寒い日もあったが暖かく感じる日が多かった11月下旬、それは韓国・ソウルも同じような感じだったようです。先週末、金曜から2泊3日でソウルへ遊びに行ってきました。
羽田から2時間で金浦空港へ到着、沖縄より早いです。羽田は私にはとても便利、これが成田だと成田までの時間のほうがフライト時間より長くなってしまいますし。

今回は買い物と世界遺産の観光がメイン。定番の昌徳宮を金曜、景福宮を土曜に訪れました。全体の作りは中国の故宮と似た部分も多いと思いましたが、特徴は色使いで、今まで見たこと無い鮮やかな印象でした。沢山あった建物の軒下はみな同じ色を配してありました。

ホテルのコンシェルジュさんに聞いたら今年は例年に無く、暖かい日が多いと話していました。今回滞在したホテルは繁華街、明洞から地下鉄で2駅の距離でしたが1泊朝食付きで1人7,500円のツインルーム。でもリビングと寝室が分かれていてトイレもクローゼットも2個ある豪華な部屋でした(自宅マンションより広かったと思います)。これが明洞だと広さ半分で料金が倍になるような感覚みたいです。
毎時00分にホテルを出る無料シャトルバスは約10分で明洞の到着、そこからロッテデパート前、仁寺洞と回りホテルに戻るので、今回はこれをかなり意識して行動し活用してました。
次回ソウルへ行くときがあっても同じホテルに泊まりたいと思っています。

冬青へ「The Other Side」

先日、と言っても少々前ですが、中野のギャラリー冬青へ宮崎雅子さんの写真展「The Other Side」を観に行きました。

展示作品はモノクロの6x6。ギャラリーに入って最初に全体を見渡した時の印象は、コントラストの低さで全体的は"浅いグレー"でした。最近"黒い"写真を観る機会が多かったので新鮮でした。
一点づつさーっと観た後、キャプションを読んで、もう一度最初からじっくり。一点づつ観て少し離れて前後の三点を纏めてみたりしながらギャラリーを2周。いままであまりみたことのないアングルの真四角フォーマット。そして撮影場所が様々ながら統一感を感じさせるのは作家の意図、視線がぶれていないのだろう。
写真集のあとがきを読むと作品から何かが浮かび上がってくるような強さを、一見やさしいプリントから感じました。写真集を購入し宮崎さんからいろいろ話を聞くことができました。
独特のコントラストに関しては以前、いろいろな人に言われたそうですが、頑として譲らなかったそうです。ただ彼女の作品はコントラストに目が行ってしまいますが本質はそこでは無いと感じました。自分も四角いモノクロで作品を作っていますが、自分には無い世界で楽しい写真展でした。11月26日までの開催ですので時間があればもう一度観てみたいと思っています。

今回の作品の多く登場していたチェコは私が初めて欧州へ行ったときに訪れた国で、プラハはその後に訪れたパリやロンドンより美しいと今でも思っていることを話したりしていたら社長が降りてこられ、しばらく三人で話をしてました。
宮崎さんの写真集を改めて手にとって観ると、オリジナルプリントに負けないクオリティは社長のこだわりが伝わってきます。この大きさは手に取るにちょうど良く、6x6にぴったりと思い社長に聞いたら、このサイズは紙の大きさ、製本、コスト等とてもバランスが良いとの話でした。確かに私が購入した冬青の写真集に何冊か同じサイズのがありました。
大きい写真集は迫力ありますが、このサイズが合う作品には良いです。


プリントの整理

先日プリントし乾燥した印画紙をプレスにかけた。直後はフラットになるというよりか綺麗に丸くなる。あとは平らになるよう重しをかけておく。タイマーで時間を見ながら部屋を見回すと・・・

暗室部屋(普段は普通の部屋だが)の机にここ半年くらいのネガやべた、プリントが積み上がった一角があった。プレス完了後、そろそろかなと思いその山を崩し、あわせて数年前に箱に入れてしまったままの六切りプリント箱も数個引っ張り出しひっくり返し、今見て不要と思えるプリントを大量に破いた。たまにやると意外な発見もあり楽しい。数年前のプリントは今見ると恥ずかしくなるようなモノもあるが「何でこれをプリントしたんだっけ?」とか思えるのは興味深い。思考、感覚そして環境の変化なのだろう。前回整理したとき残したのに今回はあっさり捨てられるのが多い。
もう不要と思ったモノと、もう一度プリントし直したいモノだが前者のほうが多い。同じようにベタもいくつか眺めてみると今ならプリントしたいコマがある。

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今、録画してあった「写真家たちの日本紀行」で小林紀晴氏のを観ながら書いているがストロボを左手に祭りの中、一人の被写体を追いかけて撮っているシーンが印象的だ。

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