先日プリントし乾燥した印画紙をプレスにかけた。直後はフラットになるというよりか綺麗に丸くなる。あとは平らになるよう重しをかけておく。タイマーで時間を見ながら部屋を見回すと・・・
暗室部屋(普段は普通の部屋だが)の机にここ半年くらいのネガやべた、プリントが積み上がった一角があった。プレス完了後、そろそろかなと思いその山を崩し、あわせて数年前に箱に入れてしまったままの六切りプリント箱も数個引っ張り出しひっくり返し、今見て不要と思えるプリントを大量に破いた。たまにやると意外な発見もあり楽しい。数年前のプリントは今見ると恥ずかしくなるようなモノもあるが「何でこれをプリントしたんだっけ?」とか思えるのは興味深い。思考、感覚そして環境の変化なのだろう。前回整理したとき残したのに今回はあっさり捨てられるのが多い。
もう不要と思ったモノと、もう一度プリントし直したいモノだが前者のほうが多い。同じようにベタもいくつか眺めてみると今ならプリントしたいコマがある。
今、録画してあった「写真家たちの日本紀行」で小林紀晴氏のを観ながら書いているがストロボを左手に祭りの中、一人の被写体を追いかけて撮っているシーンが印象的だ。