昨日は穏やかに晴れた一日で午後からいくつかのギャラリーを回ってきた。
ギャラリーシリウス、蒼穹舎、UP FIELD GALLERY、Ring Cube、Nikon salon 銀座、Leica Gallery・・・
シリウスはちょっと立ち寄ったら写真家田沼武能氏が主宰のグループ展で私が入って芳名帳にサインしようと思ったら横に2人分の幅を使い堂々と書かれた「立木義浩」の文字。ギャラリーの中心で田沼氏と立木氏が大きな声で話をしていた。その周りを他出展メンバーが取り囲み記念写真大会になっていた。展示されていた作品は武蔵野の風景。初めて生で見た立木さんは思っていたより背が高く年齢を考えるととても若い。
蒼穹舎は塚田信之氏の「静かな雑踏III」同じテーマで発表を続け今回で3回目の展示。今までと雰囲気が変わったのかなぁというのが第一印象だった。35mmから6×7に変わったとの話だったがそれだけでも無いような気がした。何点か画面の中に大きな?強い?ポイントになる部分が入り込んでいたのが気になった。
UP FIELD GALLERYは岡嶋和幸氏の「Connemara」岡嶋さんは以前にもアイルランドで撮った「ディングルの光と風」とは印象がだいぶ異なった。ご本人は不在だったので聞けなかったが今回はフィルムの6×7で撮られているのだろうか、全体的に落ち着いたトーンの中にも深みというか湿気のようなものを強く感じた。一点一点が大きいのだがサイズは全て同じではなく感じさせるモノには効果的なのだろうと感じた。
銀座ニコンはモノクロの静かな作品、阿部直樹氏「壁」少し離れて一回り観た後キャプションを読んだ。もう一度ゆっくり眺めて廻る、すると幾つかの疑問が頭に浮かんだ。さっきまで居た作家さんの姿が無い。このまま聞かずに帰ろうかと思ったが2回のトイレに行きショールームを少し見てギャラリーに戻ると阿部氏が居たので疑問をそのまま聞いたら明確に解りやすく答えてくれた。今後の作品も楽しみだ。
久しぶりに写真展を沢山観ていろいろ考えることもあり、少なからずのモノがアタマの中に残ったような気がした。