2011年7月アーカイブ

monochromeIV展最終週


月曜火曜は休廊ですが水曜から展示最終週が始まります。


http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/


主催:Gallery E&M nishiazabu

   monochrome展実行委員会

期間:2011年7月13日(水)~2011年8月7日(日)

時間:12:00~19:00(月・火曜日休館)


今週は火曜水曜と先週に続いて郡山へ出張です。そして木曜金曜が節電対応のために振替休日で、木曜は10月のグループ展の打合せや数カ所写真展等を観て夕方にギャラリーへ向かういます。それと最終日の日曜は12:30ごろから最後まで在廊予定ですので、よろしければお立ち寄りください。さまざまな作家による絞り開放の表現が御覧いただけます。(写真はギャラリー犬のエイミーちゃんです)


20110731-001.jpg

例年夏休みは7月末か8月最初の週なのですが今年は何故か8月13日からのマトモにお盆。そして今回はドイツへ行ってきます。ベルリンがメインであとはワイマールに少し滞在して21日に帰国の日程です。いつもでしたらANAでフランクフルトからドイツに入るのですがお盆期間はチケットが高価なのでスターアライアンスのルフトハンザの早割りをもう1月に予約済でした。3月の震災後ソウル経由になったり会社の夏休みが変わるかもしれない不安もありましたが現状、予定通りのフライトとなりそうで一安心です。

ルフトハンザの楽しみが往復エアバスA380、今まで見たことしかなかったので乗るのは初めてです。まぁ、エコノミーですが。

オープニングパーティ


今日はギャラリーe&mでmonochrome IVのオープニングパーティーがあり、私も参加してきました。開始時間少し前にギャラリーへ到着すると既にギャラリー内は人が沢山いました。そして中央のテーブルでは図録を囲んでサインする作家さんたちがいました。

今回は出展作家の作品を1点ずつ、撮影機材データとともに載っています。そしてうれしいことに出展作家特典!として全員のサイン入りを1冊もらえます。なので私のやや緊張しながら30冊分のサインを書きました。今日でだいぶサインが集まったようで貰えるのが今から楽しみです。

最初の乾杯のあと、しばらく思い思いの歓談時間。私は先日プリントを購入したハービー山口さんと話をしたり、夏休みに行く予定のベルリン情報を鈴木光雄さんから聞いたりしていました。

来場予定の作家さんが揃ったところで永嶋さんから全員の作品とともに作家紹介がありました。私がたまたまた居た場所がハービーさん、竹内さんの隣だったのでその順番で紹介され、緊張感とも違う経験したことの無いのような感覚・・不思議な気分でした。自分の番が終わると他の作家さんが展示作品についてエピソードや思い語りとても興味深く、参加できて本当によかったと思いました。

ひと通りの紹介の後、改めて皆さんの作品を観ていると多くの表現、意図、作風を楽しむことができ、今後の作品制作に少なからず影響をうけるだろう作品もあります。この中で作品を展示できる貴重な経験を活かして行きたいと思っています。また後日、落ち着いてゆっくり観たいと思います。

20110715-001.jpg恒例の記念撮影、パノラマカメラで万全の撮影、オーナーの竹内さん。

20110715-002.jpg向正面で帽子をかぶり丁寧に図録にサインしているのはレスリー・キーさん。1冊づつ丁寧にサインをしていたのが印象的でした。レスリーさんはコマーシャルのイメージが強く昨年NHKの番組「トップランナー」で観たときも今回展示しているモノクロのイメージは無く新鮮に思えました。ただ彼の流暢な日本語の挨拶で「原点」という言葉を使っていました。派手に見える世界で活躍している中にもアジアに原点を持っていることはとてもうれしく感じました。

この週末は日曜の午後(多分3時すぎくらい)から在廊予定です。

図録はギャラリーで1冊1,000円で販売しています(全員のサインはありませんが・・)。

monochrome IV 絞り/開放


明日から始まる写真展に参加します。暑い季節ですが是非お越し下さい。

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monochrome IV展
「 絞り- 開放 」

主催:monochrome展実行委員会
会場:ギャラリー イー・エム 西麻布
期間:2011年 7月13日〜 8月7日
   (月・火曜日休館 )
住所:〒 106-0031 東京都港区西麻布 4-17-10
電話:03-3407-5075

作品内容:レンズの絞り開放で撮影された焦点深度の浅い写真は、背景が 大きくぼけてフォーカスされた部分が浮き彫りになる。 それは、選択で成り立つ写真に、奥行き方向の選択を強くした ことになり、作者が何に注目したのかを明確に示すことになる。
焦点深度を浅くしたこの技法そのものは、ピクトリアリズムの時代にディファレンシャル・フォーカスとして福原路草も好ん で使っていたという。
現代に於いて、今回出展した作者達がレンズ開放の技を、どの ように解釈しどのように使っているのか。
各自各様の作品をお楽しみ戴けるものと思います。

展示作家:
安達ロベルト、一色 仁、伊藤計一、中村うらら、織作峰子、金子 源、兼本玲二、亀山 仁、木津康夫、熊切大輔、小林伸幸、BAKU斉藤、佐藤 理、鈴木光雄、高井哲朗、竹内英介、橘宏 幸、豊川勝士、 中道順詩、永嶋勝美、ハービー・山口、広川泰士、福岡 拓、福 原 毅、藤井英男、細谷秀樹、舞山秀一、目羅 勝、善本喜一郎、レスリー・キー。(アイウエオ順)

http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/

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20110712-001.jpg昨年末、monochrome III に参加し、5月に個展を開催したギャラリーの企画展です。
今回は「絞り/開放」、私は普段殆ど開放で撮ることは無いので、正直作品作りは難しかったですが2点展示までたどり着けました。
1点は2009年に出張で行ったフランスの田舎町、もう1点は「絞り/開放」を意識して今年撮りました。
個展が終わってから最近まで何度か開放で撮影、現像、プリントを繰り返しましたが、ある意味無理して撮っていた写真はやはり駄目。失敗で学ぶコトも多い。
また、このような素晴らしいメンバーの方々と一緒に展示できる貴重な機会、自分にとっては挑戦だと思っています。

ギャラリーへは週末に何日かは在廊予定ですが、お越し頂けると連絡もらえれば極力在廊できるよう調整しますのでよろしくお願いします。

また、5月に個展で展示した作品もブックにしてありますので、よろしければご覧ください。

在廊予定はこちらのトップ、Twitter、Facebook等で書きます。

少々わかり難い場所なので以下を参考にして頂ければ幸いです。

渋谷駅からバスで
http://hitoshi-kameyama.com/ja/2011/04/em.html

広尾・六本木駅から徒歩で
http://hitoshi-kameyama.com/ja/2011/04/em-1.html

表参道駅から徒歩で
http://hitoshi-kameyama.com/ja/2011/05/em-2.html


梅雨明けの一日


関東地方が梅雨明したと思われた昨日、写真展に関わる充実した一日だった。
午前中、埼玉の川越に写真家兼本玲二さんの写真展を訪れた。兼本さんとはギャラリーe&mで知り合い、様々な撮影やプリントをこなし知識も豊富でいろいろ楽しい話をしてくれる。「犬の胸にカメラを付けて撮った写真の写真展」とあり、展示していた写真は犬の目線で撮られた写真だった。
私には展示していた写真の良さ、面白さより、英語で作られていた写真集にこれらの作品の真髄があると思えた。兼本さんとRufusの物語に意味が込められている。
7/15(金)までの展示です。

http://mynameisrufusmurphy.blogspot.com/

容赦無い日差しの川越から中野に戻りギャラリー冬青へ。出口こずえさんの個展「緑羅」、オープニングパーティに参加したいたが写真をゆっくり観たく訪れた。彼女にとって今回が初の個展になるが、表現が適当かわからないが「有無を言わせない世界」を見事に表現していると感じている。私が撮りプリントしているモノクロとは全く異質であり、自分の基準が通用しない、だから観ていて飽きない、楽しいのだと思う。なので一番そう思えた一枚を購入した。自宅の暗室部屋に飾る予定だ。
今後の彼女の作品も楽しみだ。バライタプリントならではの美しいトーンを描いてほしい。
7/23までで、きっともう一度観に行くような気がしている。

http://www.tosei-sha.jp/index_j.html

そのあと久しぶりに江古田へ行き、7/13から始まるMonochrome展のDMを置いてきた。秋のルデコG展のため渡部さんに作品を見せに来ている人がいて、ライカM3にオールドレンズを使ったモノクロプリントで作品を作るようで、展示が楽しみだ。

どうしても各場所で予定していた時間より長く居てしまい、まぁ、これは自分にとって良い時間を過ごしているコトだから幸せなコトだが最後の目的地ギャラリーe&mの到着が時間ギリギリになってしまたった。展示用作品等を持参し、注文していたプリントの代金を支払い自宅へ持ち帰った。

梅雨明けの暑かった一日に大荷物を持ち歩いたが展示する作品、購入したプリント、そして川越で兼本さんから購入した写真集とセットになっていたRufusくんと一緒で楽しい真夏の始まりだった。

20110710-001.jpg

マットカッター


5月の個展の準備をしていた3月初旬、マットカッターの存在を教えてもらった。(以前から存在はしっていたが自分には遠い存在だと思っていた)

過去に東急ハンズだかヨドバシで45度斜めカッターというのを買ったが使い物にならなかった記憶があった。しかし今回教えてもらったカッターは本格的で「慣れればすぐ使えるよ」と言われ、ネットで探してみたら動画付きで詳しく出ていた。これなら私でも使えるだろうと思い購入しようとしたが国内で売られていないようでアメリカから購入となった。ネットで注文できる便利な時代だ。
ネットで大きさはなんとなく分かるが重さは書いて無く、到着して一番驚いたのが重量感だった。両腕と体全体で支えてえっちらおっちらと運ばねばならない。

http://www.logangraphic.com/products/

業者さんにお願いして機械で切るマットとくらべたらそれは見劣りする部分はあるが、フレームに入れて飾るには十分だ。
マット切りを意識しだしたら他の人の展示を観にいったとき、作品だけでなくマットの隅々に眼が行ってしまう。写真、プリントが主役なのは当たり前だが脇役であるマットやフレームのこだわりは作家の性格が出る部分だと思う。

展示前、5月の連休はマット切りに数日を費やしブックマットにして作品を額装した。展示中に誰かにマットを指摘されるかもしれないと思っていたがそのようなコトは無く、逆に今回は自力でマット切ったのだと話すと、あらためて隅々を観る方が居たくらいで、私としては成功だった。

今日は週末に備え2ヶ月ぶりにマットを切った。実際は45度斜めの窓を切るより外周を切る方が重要で大変だ。なので外周は業者さんに機械で切ってもらい窓だけ自分で切るのが妥当なのだろう。でも約1100×825mmの素材で購入したほうがコストパフォーマンスは高い。

20110707-001.jpgこれは16×20インチのマットの窓を切っている時の写真でマットの横幅が20インチ、縦が16インチ。

20110707-002.jpg4辺を順番にカットして最後の1辺を終えると窓が抜ける。抜けた窓は45度で油断すると手が切れる。

この手のカッターは90度の刃で外周を切り、45度の刃で窓を抜くように出来ていて、それに寸法だしガイドがあり、シンプルだが良く出来てる。ただ細かい精度や作りを良く見るとまぁ、アメリカ製らしいし、値段なりかもしれない。定期的に展示をし、マットを使うのであればカッターを購入するのは有りだと思う。聞いてみるとそうしている人は結構多い。

この大きさなので普段は箱に入れてタンスと壁の隙間に置いてある。理想は印画紙暗室とデジタル暗室そしてマット作りテーブルがあるアトリエだが・・・まぁ。。

今夜切ったマットに入れた作品は来週からの企画展に展示予定。暑い夏になりそうだが楽しみだ。

monochrome IV
「絞り開放」

http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/schedule/Flyer_monochrome_IV_2.pdf

主催:Gallery E&M nishiazabu
   monochrome展実行委員会
期間:2011年7月13日(水)~2011年8月7日(日)
時間:12:00~19:00(月・火曜日休館)

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