マットカッター


5月の個展の準備をしていた3月初旬、マットカッターの存在を教えてもらった。(以前から存在はしっていたが自分には遠い存在だと思っていた)

過去に東急ハンズだかヨドバシで45度斜めカッターというのを買ったが使い物にならなかった記憶があった。しかし今回教えてもらったカッターは本格的で「慣れればすぐ使えるよ」と言われ、ネットで探してみたら動画付きで詳しく出ていた。これなら私でも使えるだろうと思い購入しようとしたが国内で売られていないようでアメリカから購入となった。ネットで注文できる便利な時代だ。
ネットで大きさはなんとなく分かるが重さは書いて無く、到着して一番驚いたのが重量感だった。両腕と体全体で支えてえっちらおっちらと運ばねばならない。

http://www.logangraphic.com/products/

業者さんにお願いして機械で切るマットとくらべたらそれは見劣りする部分はあるが、フレームに入れて飾るには十分だ。
マット切りを意識しだしたら他の人の展示を観にいったとき、作品だけでなくマットの隅々に眼が行ってしまう。写真、プリントが主役なのは当たり前だが脇役であるマットやフレームのこだわりは作家の性格が出る部分だと思う。

展示前、5月の連休はマット切りに数日を費やしブックマットにして作品を額装した。展示中に誰かにマットを指摘されるかもしれないと思っていたがそのようなコトは無く、逆に今回は自力でマット切ったのだと話すと、あらためて隅々を観る方が居たくらいで、私としては成功だった。

今日は週末に備え2ヶ月ぶりにマットを切った。実際は45度斜めの窓を切るより外周を切る方が重要で大変だ。なので外周は業者さんに機械で切ってもらい窓だけ自分で切るのが妥当なのだろう。でも約1100×825mmの素材で購入したほうがコストパフォーマンスは高い。

20110707-001.jpgこれは16×20インチのマットの窓を切っている時の写真でマットの横幅が20インチ、縦が16インチ。

20110707-002.jpg4辺を順番にカットして最後の1辺を終えると窓が抜ける。抜けた窓は45度で油断すると手が切れる。

この手のカッターは90度の刃で外周を切り、45度の刃で窓を抜くように出来ていて、それに寸法だしガイドがあり、シンプルだが良く出来てる。ただ細かい精度や作りを良く見るとまぁ、アメリカ製らしいし、値段なりかもしれない。定期的に展示をし、マットを使うのであればカッターを購入するのは有りだと思う。聞いてみるとそうしている人は結構多い。

この大きさなので普段は箱に入れてタンスと壁の隙間に置いてある。理想は印画紙暗室とデジタル暗室そしてマット作りテーブルがあるアトリエだが・・・まぁ。。

今夜切ったマットに入れた作品は来週からの企画展に展示予定。暑い夏になりそうだが楽しみだ。

monochrome IV
「絞り開放」

http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/schedule/Flyer_monochrome_IV_2.pdf

主催:Gallery E&M nishiazabu
   monochrome展実行委員会
期間:2011年7月13日(水)~2011年8月7日(日)
時間:12:00~19:00(月・火曜日休館)

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このページは、kameyamaが2011年7月 7日 21:57に書いたブログ記事です。

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