スイスの人とランチ[8日目]

時計はみてないが早朝、昨日ほど激しい霧は出ていない。その分少し寒くない。後でホテルスタッフに聞いたり今朝は13℃だったそうた。

インレー湖は東西を山に囲まれているから山の向こうから日が差し初める。そのころから外に出で歩くと空の変化が一番美しいと思っている。夕暮れのマジックアワーの逆のような感じかも知れない。Shwe Inn Tha Hotelだと湖上にあるからホテル内を歩くしか無いが、ここは裏手が陸地なので自由に歩ける。いつもの石橋辺りまで行き、僧院の裏手から南方向へ歩くと周囲が開ける所に出た。

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霧は少ないが陽が出ててきて湖面を照らすと水蒸気が幻想的になる。良さげなロケーションは見つかるがもう少しベストな場所がありそうなので後で探してみようと思う。山裾から太陽が離れるくらいになると乾季の空になってくる。撮影は切り上げてホテルへ戻り始める。

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早朝は気温も低いため地元の人達は焚き火で暖を取っている。なんとも焚き火が魅力的に見えて仕方無い、私も便乗する。
言葉は通じなくても思いは通じる。
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ホテルに戻り朝食。朝食はホテルメイドのパン、卵は調理方法を指定、フレッシュジュースとフルーツ盛り合わせ、そしてコーヒーか紅茶だ。パンは本当に美味しく日本でも普通に売れるあじだ。私はスクランブルエッグが好きでほとんど毎日それを頼んでいた。
昨日ボートマンが明日はニャウンシェに行くから来らないようなことを言っていたが、やっぱり来ないようだ。マネージャーの女性にナンパンマーケットに行きたいと話すとホテルのスタッフが連れて行ってくれる事になった。
ナンパンに来るのは4年ぶりくらい。インレー湖界隈のマーケットは5day market と呼ばれ、5日間違う場所で市場が立ち、6日目は無し。ただこの日はインレー湖ではほぼ、観光目当ての水上マーケットになるが動き回ることも出来ず私にはさしたる魅力は無い。なので滞在期間と市場の巡り合わせで行きたくても行けない市場が出できてしまうからナンパンが久しぶりになってしまった。
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ここは規模が大き市場で陸と湖と両方から人が大勢集まってくる。ここでも観光目当ての土産物屋が目に付く。人混みをかき分けるように進むとHigh Class Toiletと書かれた立派な公衆トイレが出来ていた。
外国人は無料で、ローカルは200チャットというもの。私は当たり前のように入り口近くの店番らしき女の子に500チャット差し出すと、看板を指差し戻してきた。赤ん坊を抱えながら笑顔でお金を返す様をみるとそのまま上げてしまいたくなってしまうくらいだ。
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さて、歯医者を探したのだが見つからない、いなくなってしまったようで何人かに拙いミャンマー語で聞いたが分からないようだった。
途中、ボートマンに遭遇、再びニャウンシェに行かないのか?と聞く。ニャウンシェで何があるのだろうか??(後で聞こうと思っていたが忘れたので謎のままだ)
ホテルに戻る途中、ナンパン村(水上集落)でホテルのスタッフを一人乗せてホテルに戻る。ナンパンの水上集落はノンビリとした雰囲気で好きな場所のひとつだ。
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ホテルに戻り、部屋に荷物を置き、2階のダイニングルームに上るといつもの私の席の向かいに座っている女性がいた。フル稼働していないホテルなのでダイニングの席も少なめのセッティングとなっている。私は到着以来窓側の同じテーブルを使っていた。その席の向かい側に彼女が居り、私に気付いてニッコリと微笑んでいた。私は人との出会いで第1印象が重要だと思っている。初めて会ったときの印象ですんなり入っていける場合はその後の会話も付き合いも順調なことが多い、彼女の静かな表情を見たとき、漠然と大丈夫な気がした。
他のテーブルは用意されていなく、ホテルのマネージャーさんもニコニコしている。私の方から相席を確認するとウエルカムとのことで相席についた。
話をすると彼女はスイスから来たそうだ。4年前にインレー湖に来たことがあり、そのときにランチに寄ったアンレストランを訪ねてきたらホテルになっていて驚いたそうだ。でもランチが食べられるのがそのまま入ったらしい。
年齢は多分私より少し上かなぁという、感じ。流暢に英語を話すのでイギリスの人かと思ったらスイスの人だった。旦那は遠出旅行は嫌いで彼女は数年に一度自分へのご褒美に東南アジアを旅するのが好きなそうだ。私はスイスに行ったことないし、彼女も日本に来たこともないので、お互い勝手に思っていた両国のイメージを話したりしながらたのしいランチだった。自分の英語力や知識を思うと会話が持つか心配だったが向こうが気を使ってくれたのか大丈夫だった。自分の英語が良くなったと錯覚してしまうほどだ。
今日は午前中から気温がじわじわ上がっていた。昼間はそこそこ暑いので少し部屋で休み、14:30過ぎにホテルに裏の道を歩いた。8月に訪れたタバコ工房を目指すが、イマイチ分からない。多分ここだろうと思ったところが有ったが窓は閉まっているし中に誰か居る雰囲気は伝わってこない。途中の小学校もだれも居なかったし休日かそれとも年末年始休みなのだろうか、出直すことに。
上手くいかない時もあるようで、そのまましばらく歩き池に大きな魚の居る僧院まで来た。
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建物の前で何人かでブロックを手作り中だった。しばらく眺めていると、近くにいた僧侶が手招きをしている。そちらへ行くとベンチの側に猫が顔を洗っている。そしてえさを近くに置き、手には竹で作った小さめの輪っか。そう猫に輪っかを飛んでくぐらせる、インレー湖にはある有名な?ジャンピングキャット僧院を目指しているのか彼が仕込んでいるようだった。
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何枚か写真を撮っていると池の魚に餌をやるからと誘ってくれた。数年前にも見たが確かにでかい魚が多い。鯉だけでなくナマズもでかいのがうようよ餌に集まってきた。
ホテルまで戻り、ボートマンも居ないしそのままホテルでノンビリ夕暮れを眺めて過ごしていた。部屋の窓が額縁のように外の景色を切り取っている。何とも贅沢な時間が過ぎていく。
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このページは、kameyamaが2015年1月 9日 23:09に書いたブログ記事です。

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