孤児院へ[3日目]

20141221-001.jpg今朝も5時ごろ自然と目が覚める。近所を散歩するが朝靄と朝日が綺麗だ。(路肩のゴミは多いが)朝はあちらこちらで炊事やらたき火で煙が立ち上り朝日が当たり木漏れ日に彩りを添えているようだ。
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散歩は1時間くらい切り上げホテルに戻り、名知さんの提案で毎日開催されている市場へ。近づくと拡声器の大声が聞こえる。ミャンマーではお坊さんの話が拡声器で流されていることが多いが、音を聞くとどうもそれでは無いようだ。近くまでくると拡声器を載せた車の回りに人だかりができている。何を話しているかは分からないようだがしばらく見ていると・・・ガマの油売りのような、多分蛇を漬け込んだ油のようなのを傷口?に塗り込むような実演販売らしい。
ここでは名知さんが毎朝数量限定で美味しいおやつが有るとのことで、1枚50チャット(約5〜6円)のナンのようなパンケーキのような美味しい。
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市場を少し歩いてみると様子はインレー湖の市場と大きく変わらないがインレー湖の方が観光地感と多民族感が高いかんじがした。こちらは普通のローカル向けの日常市場だ。市場をフラフラしながら私はミカンを3個購入。
ゲストハウスなので食事は無い、名知さん馴染みの路上屋台のような所へ歩き朝食。ビーフンが食べやすい。名知さん市場で買った蒸しトウモロコシ、私は食後のみかんをシェアして食べる。トウモロコシは季節なのか街中で見かける。
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食後にMFCGの拠点となる事務所の建物まで歩く、予定では明日家主さんと会い中に入れるので楽しみだ。幼稚園で借りていた建物なので壁などにらしさが残っている。(しかし、明日家主さんが来れなくなり、塚本さんと私がヤンゴンへ発つ日になってしまい入れなかった。今回の滞在で残念だったコトだ)
孤児院に行くのは12時頃で時間も有るし少し町を散歩することに。
今日は偶々孤児院でもカレン族の新年のイベントが有るそうで、手土産にケーキでも持って行こうとの話になりケーキ屋も散歩ルートに加えることにした。
名知さんも分からない道を歩くとスピーカーから流れる大きな歌声が聞こえ、それを目指して歩く。きっとこれもカレン族の新年イベントだろうと思い暫く歩くと、カレンの教会裏から聞こえている。カレン族はミャンマーでは少数民族のひとつで、4%くらいと言われているがカレン族にはキリスト教徒が多いと聞く。
しかし、音の元に着いてみると普通の一軒家。聞いてみると1歳の赤ちゃんの誕生日祝いとのことで、我々は当然手ぶらだが寄って行けとしきりに勧められ家に入りお茶をもらう。
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甘い紅茶を頂き、主役が目を覚ましたので記念撮影をして家を後に。道はどこだか分からないがスマホのコンパスで方向だけ確認して歩くと大きな通りにでた。ケーキ屋は右か左か分からないとの名知さん、まずは左に行くと町の中心、病院が見えてきたと言うわけで逆だったようで戻るとケーキ屋に到着、孤児院の新年祝いにパウンドケーキらしきのを10個買った。
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ゲストハウスに戻り、12時前に孤児院へ向けてバイクタクシーで出発。孤児院へ行った後孤児院の菜園にも行くため半日バイクタクシーをチャーター。料金を交渉し6000チャットで折り合いが付く。
阿吽仁さんバイクに名知さん、私と塚本さんはバイクタクシーに乗ったが、バイクタクシーの2代が途中で行き先が?になり、迷う。近くまで来ているようだが辿り着かない。塚本さんが持っていたミタース通信の小さい集合写真を見せてなんとか辿り着く。ミタース通信が無かったらどうなっていたか。。
名知さんの挨拶の後、塚本さんの本職の歯磨き指導。子ども達は真剣に塚本さんの歯模型を使った実演に見入る。
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次はとうとう、私のお役目。折り紙・・・最初は手順も少なく遊べそうと思い飛行機を折った。しかし名知さんから鶴もやりましょう!と提案。私は鶴の折り方なぞすっかり忘れてしまっていた。塚本さんに聞きながらなんとか思い出す。
20141221-008.jpg元々100円ショップで買っていた千代紙や柄折り紙セットに、成田空港で見つけた綺麗な柄の折り紙付き和英並記の図解本を渡す。興味のある子が居れば本を見ながらいろいろ楽しんでくれることだろう。
集合写真を撮った後、年長の子ども達に孤児院の中を案内してもらい、炊事場、勉強教室、宿舎などが広い敷地に建てられていた。
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その後は孤児院所有の農園へ向かう。そこはバイクで30分くらいの、ミャウンミャ市街地の外にあり、孤児院に寄付された土地で孤児院出身の家族が住みながら畑、水田、養鶏をしている。しかし昨年指導者が不在になり名知さんが考えていたほど上手く行ってないようだ。
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夕方ホテルに戻り一休みして今回いろいろお世話になっている阿吽仁さんを招待して近くの食堂で夕食。塚本さんはMa Shwe Zin Thet のミャンマーネームを付けて貰った。
孤児院の食生活を改善するためのサイクル、鳥を飼い週に2回卵を食べて、育った鶏肉を食べて残る卵や鳥を売り、生活に必要なものを買うサイクルが安定するのは簡単では無い感じだ。名知さん曰く、サイクルが上手く行っていた時は子ども達の肌つやがもっと良かったとも話していた。
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それでも孤児院で会った子ども達は明るく元気だった。孤児院に居ると言うことは、さまざまな事情を背負っているのだろうが、これからも元気に生きていって欲しい。そして私もまた彼らに会える日を楽しみにしている。

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このページは、kameyamaが2015年1月 3日 20:41に書いたブログ記事です。

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