85歳の元気な女性に再会[10日目]

そろそろ考えていた行くところプランが無くなって来た。明日昼過ぎにインレー湖を発ち深夜便で帰るのたが、、ひとまず午前中はカウンダイへ向かうことにした。

今朝は寒くない、よって霧も出ていたなかった。後で聞いたら今朝は15℃くらいだそうだ。時間もあるので朝食はのんびり目で9時過ぎににいつものボートマンと共にカウンダイへ向かう。
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前回、8月に来たときとボートマンが違うため、見覚えの無い場所に到着した。湖畔から離れる方向へ歩けば通りに出るだろうとメイン通りを探す。どうやら今回は相当入り組んだ場所にボートが着いたようで、戻る時迷わないため道すがら写真を多めに撮っておく。
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何度となく角を曲がり道を上るとメイン通りに辿り着いた。しかし右か左、どちらへ行けば良いか分からないホテルに着いたら行き過ぎとわかっている左へ向かった。5分ほど歩くとホテルの看板で間違え確定。来た道を戻りさらに進むと何となく見覚えのあるY字路へ出た。村に入り写真を見せるともう少し先だと言われ進む。見覚えのあるやたら吠える犬が二匹居て無事第1の目的地に到着した。
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85歳の女性Daw Sar Yeeさんは元気で私のことも覚えて居てくれたようだ。家族や近所さんと写真を撮るとお礼に彼女が作っているお餅と揚げドーナツのような甘い甘いお菓子をくれた。
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前回立ち寄ったときは誰も居なかった近くの寺院から例のバーリ語のお経が流れてくる。入ってみると白装束の男性が分厚い経典をひたすら読む修業中だった。英語を話す日本の友人によく似たお兄さんがいろいろ説明してくれた。そして私がさっき写真を渡した女性の話をすると彼女の名前を聞かれた。私はメモ帳を見ながら答え、iPadに残っていた写真を見せると彼女は村でも有名で、その理由を詳しくいかに尊敬すべき生活を送っているか説明してくれた。その内容は私が8月に来たときにガイドさんに通訳して貰いながら聞いた話とほとんど同じ内容だった。
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彼女は毎日深夜1:00に起きてお餅やお菓子などを作り4:00ごろから3km離れた僧院まで寄進に歩いている。そして近くに子供達の家族も住んでいるが基本は1人で自活している。寺院に寄進する以外にも手作りの食品類を市場などで売っているそうだ。なので85歳と思えないほど元気でしっかりしている。そして私が日本から来たと話すと、第2次世界大戦中、日本軍がここカウンダイに沢山来ていて、その時にお菓子を貰ったりしたことも話してくれた。カウンダイには温泉があるので、怪我をした兵士達が療養に来ていたのだろう。
そしてもう1枚、8月に雨宿りしたところでドーナツを揚げていた女性を写真を見せながら探すとあっさり見つかった。村全体というか隣近所は皆顔見知りで現在どこで何の仕事をしているかお互い知っているようだ。今はさっきの寺院の先で仕事中らしく、教えてくれた家の小さい男の子2人に案内をするようにしてくれた。
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彼らの少し後を着いて歩くと、近所の子供達からいろいろ声を掛けられているようだ。からかわれているようにも見えなくも無いが・・・
写真の彼女再会すると、道路工事現場らしきところで土埃にまみれながら働いていた。写真を渡すと喜んでくれて、周りの仲間もあれこれ興味津々だったようだ。何人かまた撮って失礼した。ここカウンダイもしばらくは訪問先になりそうだ。先ほど貰ったお餅と甘いドーナツ?は道案内してくれた子供達に御礼として渡したら嬉しそうにドーナツをかじっていた。
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そして記憶を辿りボートの所を目指すが意外と迷わず辿り着いた。自分の記憶力と方向感覚はまだ大丈夫だろうと思えた。今日はDrもインレー湖に来るので予定を聞くためShwe Inn Tha Hotelに行くと夕方の便で来るとのこと。私は今回用意してきたプランはほぼ使い果たして時間も有ったのでニャウンシェへ迎えに行くとフロントマネージャーに提案するとアンさんが新しいホテルに居るから相談したらどうかと話してくれた。そうこうしているとコーヒーが出てきたので頂いてからホテルに行く。
アンさんにDr.を迎えに行く話をすると是非そうして欲しいとの答えだった。彼女が持っているボートが連日のフル稼働でエンジン不調になっているのが数隻あってやりくりが大変らしい。昨日私が遭遇したエンジン不調もそのひとつなのだろう。丁度午後にチェックアウトしてニャウンシェに戻るShwe Inn Tha Hotelのお客さんが居るのでそれに便乗することになりそうだ。
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少し時間もありそうなので2階のデッキ席で中国茶をすすりながら。待つこと30分くらいニャウンシェへ戻る客のボートが来てDrを迎えに出た。
私が毎日使っているエンジン付きボート、これには定員が決められており、外国人観光客は椅子に座り救命胴衣を用意し6人まで乗れる。ローカルの人はそのまま座り20人までだそうだ。
20141228-001.jpgボートの舳先のところに整備用の工具や写真のような弁当箱、これはボートマンさんのお昼ご飯が置いてある。ミャンマーの弁当はほとんどこの金属円筒積み重ね形しか見かけない。後は食べる量に寄って高さがちがうのだろう。
ニャウンシェまでは約30分、インレー湖では多くの漁師が魚を捕ったり、湖底の水草などを取ったりしている。Dr.が来るまで少し時間が有ったので街を散歩。お金を崩したかったコトも有り私はチュッパチャプスを1本、アンさんにポテチを1袋お土産に購入した。ボート乗り場に戻ると程なくDr.も到着した。いつもは東京で会うことの多いDr.なのでインレー湖で会うと少し不思議な感じもする。丁度夕暮れ時にボート移動で今日は夕焼けがきれいだ。
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今夜はDr.もアンさんも新しいホテルに泊まるのであれこれ話しながらそのまま夕食。夜になると気温は下がってくるが今夜はそんなにでも無い。
久しぶりに日本語を沢山話す。23時過ぎに就寝。やっと少し現地時間に体が慣れてきたと思っても明日は帰国だ。

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このページは、kameyamaが2015年1月11日 18:29に書いたブログ記事です。

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