夕方便だとゆっくり出来る[11日目]

6時少し前に目が覚める。今日の夕方の便でヤンゴンに戻り深夜便で帰国予定、今回の最終日だ。

今朝も寒くなく霧は少なそうだが最後の朝なので裏の村へ散歩。
近くの僧院から南に少し行った所で撮影。日が出てくると水蒸気が立ちこめて雲越しの朝日が綺麗だ。ニャウンシェの方向に気球が上がっているのが見えた。
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ホテルに戻り造り中のホットスパ、プール、ジャグジー、マッサージルームを見せてもらう。ここのホテルの裏の土地か横の土地を購入しいろいろプランを考えているようでアンさんの創造性にはいつも関心させられる。
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朝食後Shwe Inn Tha Hotelに移動しアンさんの元叔母さんの家へむかう。数年前に他界してから放置されていたが1月下旬に150人規模のランチの予約が入っており、オールドハウスだけでは入りきらず急遽叔母さんの家を改装しているところたそうだ。鍵を開けて中に入ると埃と蜘蛛の巣が多いが建物の作りはとてもしっかりしているように思える。1980年のカレンダーがそのままかかっていた。
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お昼前、Shwe Inn Tha Hotelに戻りDr.とランチ。先日、FB友達になった彼女がプロフィールで19歳と有ったのでDrに話すと早速からかっていた。本当は29歳とのこと。周りに居たスタッフにも冷やかされていたようだ。ランチ後コーヒーを飲みアンさん、Drとはお別れだ。アンさんはこれから先ほどの現場に戻らねばならないそうだ。
私はホテルに戻り着替えてチェックアウト。今回もアンさんがいろいろ配慮してくれた。しかもパダウン族のスカーフの件もありいろいろ助けてもらっている。
13:30すぎホテルを出る。さすがにこの時間だとボートの風が心地よい、次はいつ来れるだろうかと考えているうちにニャウンシェ到着。
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待っていた車に乗り込み出発。以前より車が増えたと言ってもヤンゴンのように渋滞は無くへーホー空港に概ね予定通り14:40着。しかし空港は停電中でチェックインは昔ながらの紙チケットだった。荷物検査だけは発電機で動かしているようで、預け入れ荷物も手荷物も同じ機械でやっていた。フィルムが被らないように気をつけて、出来るだけ機械から離れたところでハンドチェックを依頼した。
出発待ちはかなりの人。奥の壁には私の写真は飾ってある。そろそろ何とかしないと思いつつ随分時間が経ってしまった。
いつもは国内線の遅れや欠航に備えヤンゴンへは帰国前日に戻るようにしているが今回は乾季だし、最悪欠航なり何かあっても帰国日が正月にかかるだけと思い当日乗り継ぎの日程にした。
16:20定刻より10分遅れで搭乗の案内が始まる。座席はフリーなので後ろの方の窓側に座る。
程なく離陸し左に大きく旋回するとして山の向こうにインレー湖が見える。約1時間15分でヤンゴン空港に着陸。国際線ターミナルにANAの機体が止まっている。アレに乗ってしまうともう明朝は日本だ。
飛行機のタラップを降りるとAir KBZと車体に書かれたバスに乗り込み国内線ターミナルへ。バスの中は日本語の表示がそのままだ。
預けていたスーツケースを拾いターミナルの外へ出る。タクシーと声を掛けて来る人は居るが国際線へ乗り継ぎだから不要だと答えればそのまま居なくなる。ヤンゴンの国内線と国際線ターミナルは建物内で繋がってる訳では無いが隣なので歩いて直ぐ移動できる。国内線は昔ながらの薄暗い木造のように見えるが国内線は今風のガラス張りのターミナルでエアコンもしっかり効いている。チェックインが多分、20時ごろだろうから、まだ2時間以上たっぷりある。8月の時にも時間を潰した到着口側のカフェでパンと甘いコーヒーを頼む。テーブルが有るのでメモ入力などもやり易い。しかし出発待ち側には店らしきものは何も無く、到着側にしかカフェが無いのは不思議だ。
20時前、そろそろと思い出発口に向かうとチェックインが始まっていた。スーツケースを預け身軽になる。出国しゲートに向かう前に少しだけ買い物ゾーンがある。時間も有るしいろいろ見ていたら、以前よりは買って義理お土産になりそうなモノが有る。ミャンマーで作っているクッキーやチョコなどだ、あとは5ドル以下のアクセサリー類が結構売れているようだ。私も試しにインレー湖の絵の描いてある箱のクッキーらしき箱を買った。店員さんは日本語で金額を話していた。
ゲートに降りる時にもう一度手荷物検査が有り、最後のフィルムハンドチェックを依頼。成田では全部出して確認するが、こちらだと一つだけ見て後は同じか?の質問にYesと答えれば終わる。
21:40から搭乗開始とアナウンスがあり、だいたいその時間から乗り始め、ほぼ定刻に出発。2時間くらい前に飲んだドリエルが効いているのか眠い。うとうとしているが熟睡出来るわけでも無い。しばらくすると機内の照明が付き朝食。6:45成田に到着予定が30分早めに到着するとの案内。気温は-1℃、晴れだとのこと。
早朝の成田は人気も少なくルーター返してダウンジャケット受け取って相模大野行きバスに乗り込むといつの間にか寝てしまった。
今回は前半がミャウンミャで後半がインレー湖。全く別の場所に行ったのだが現地の印象に大きな差は感じなかった。説明書き的に見ればミャウンミャはキリスト教徒が多かったり、インレー湖は湖だったりと民族・産業なども大きく異なるのだろう。しかしカメラを通した彼らの姿は私の知っている「ミャンマーの人々」だった。
今まではミャンマーへ行ってもインレー湖が90%以上だったがこれからはミャウンミャ、そして知り合いの増えたヤンゴンもあり益々楽しみが増える。
そして変わりゆくかも知れないミャンマーをフィルムに留めて行きたい。銀塩フィルム・印画紙を取り巻く環境は年々厳しさを増すだろうが。

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このページは、kameyamaが2015年1月11日 21:02に書いたブログ記事です。

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