5/3 8日目(2012 Myanmar)

昨夜はDrが以前から目を付けていたホテル裏手のレストランで夕食を食べた。外観はミャンマーらしからぬ洒落た感じで、店内も少し高級そうなファミレスの様な作りだった。見た目は洋風だがメニューはタイ料理だが中華がまざったようなものが多かった。店員は一応英語が通じるようだが相当怪しく、見かねた上司らしき女性が後ろで控えいろいろ確認しメモを取っていた。お店のカウンターをみるとかなり強い口調で怒られているようだった。インレー湖でもそうだが女性の方がしっかりしている印象が強い。
デザートは近くの露店で売っていたマンゴスチンを10個2000チャットで買った。ホテルに戻り寝るには早いのでネットカフェでも行こうと思ったが以前何度か行っていたネットカフェが無くなってたので近くに見かけた店に入るもあまりの遅さ繋がらなさに20分そこそこで店を出た。なぜかfacebookだけがまともに見れたがYahooや Twitterは全くダメだった。仕方ないのでホテルに戻りマンゴスチンを食べ就寝。

ミャンマー最終日の今朝も5時過ぎに目が覚めて少しだけホテルの周りを散歩した。アウンサンマーケットに向かう線路上の橋にでも登ろうとしたが入れないようになっていた。この橋から見下ろす線路の景色が好きだったので残念だ。ただ橋のたもと近辺は朝市の準備で賑わっていて、今朝ヤンゴン川で採れた魚やヤンゴン近郊の畑で取れた野菜など新鮮そうな食材が沢山並んでいた。アジア最貧国と呼ばれて久しいミャンマーだが、いつも豊富な食べ物が溢れ人々の優しい笑顔からそれを実感したことは無い。昨今の急激な市場開放、民主化の動きが彼らの生活にどのような影響を及ぼすのだろうかなど、思ったりもしたが今の私に予想することは難しい。
今日も暑くなりそうな陽気を感じつつホテルに戻り24時間365日営業しているホテル隣の"レストラン365"で美味しくない毎度の朝食を摂り早々チェックアウトし空港へ向かった。空港へは前日頼んでおいたタクシーを利用、彼のタクシーはシートが綺麗でエアコンも動くヤンゴンでは希なしっかりと整備している。Drもバゴーやゴールデンロックで有名なチャイティーヨへ行く人が居ると彼を紹介している。
ヤンゴンも国際線ターミナルは数年前と見違えるほど立派だ。初めて来た頃、オンラインシステムは無く厚紙のチケットに座席のシールを貼っていくという原始的なチェックインだったことを思えばEチケットが使えるのは画期的なことだ。DrがTGゴールドカードを持っているおかげで私もラウンジに入り軽く飲み食いと今回のミャンマーで一番早かったWiFiで時間を潰した。ここでもスーツ姿の日本人集団に遭遇した、今回のミャンマー滞在やシゴトのことを話しているようだったがどんな業種で何をしようとしているかまでは分からなかった。タイ航空の飛行機は定刻より少し早くミャンマーを離陸した。窓から見えるミャンマーとタイの大地を見比べると、タイは区画がはっきりし治水もされていたのに対しミャンマーは適当に広げてた感じだった、同じような気候にも関わらずタイの方が肥沃に見える。早く離陸した分バンコクの到着も予定より15分程度早かった。しかしDrから入国審査窓口の混雑を聞いていたから一先ずふたり早足で窓口へ向かった。初日に日本から到着したのは夜遅かったため窓口はガラガラだったが今日はそここそ並んでいて約30分でタイへ入国した。これだけ待たされると荷物はもう出てきていてベルトからピックアップしタクシー乗り場へ。空調の聞いた建物から出た瞬間眼鏡が曇るくらいの温度と湿度だ。

Drとはここで別れDrはドンムアン方向の自宅に帰って行った。私はスクンビット近くのスイスパークホテルにタクシーで向かった。入国審査待ちの時Drが夜のフライトまで格安で部屋を使えるよう交渉してくれていた。今回も何から何まで本当にDrには良くしてもらい快適な旅だった。一歩外に出れば汗の噴き出るバンコクで最後に暑いお湯をたっぷり張った風呂で最後にノンビリできるのは格別だ。

ホテルにチェックイン後13:30にBTSのナナ駅改札で今年2月からこちらに来ているI氏と待ち合わせ。ホテルから2,3分の距離で改札に着くと少し日焼けしたI氏と数カ月ぶりの再会。私のミャンマー行きが決まった時に彼にメールを出し、帰国前に会おうと話をしていたからそうなっただけだが、外国に暮らす友人とこのような再会は少し不思議な感じがした。

先ずはアソークのショッピングモールにあるフードコートでタイランチ。ここは彼もタイ語の学校の帰りなど週に数回食べるそうで、地元の人達にも人気で安くて美味しい。50〜100バーツでたっぷり食べられた。
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タイ語で店員に普通に注文する姿に彼のココでの充実した生活を垣間見た。まあ、この後彼が暮らしている街を訪れ全て納得となったのだが。BTSを乗り換えて彼が彼女と共に暮らす街へ移動。田舎町だと聞いていたがアスファルトと鉄筋のビルも沢山有る下町だった。ミャンマーの田舎にいた自分が勝手に想像していただけなのだが。
駅から細い路地を抜けると日本の長屋のような趣の有る商店街、彼の話でこれが奥の市場まで続いているそうだ。
大きな通りに出ると彼の彼女が働くお店に到着。私が唯一知っている「サワディーカー」で挨拶すると可愛らしい笑顔を向けてくれた。彼がタイ語で彼女に私のコトを紹介してくれた。何て紹介したのかは少々気になったが幸せそうな二人をカメラに収めたらどうでも良くなった。熱いコーヒーをご馳走になり、彼と街を歩いた。
ここは観光地ではないが折りたたみ市場で有名なメークロンに行く国鉄の始発駅があるのでに行くとあと15分で列車が来るというので待つことに。
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ホームには売店が並び暑さもあってまったりとした空気が流れ、タイの人達は無料で乗れるため外国人向けの切符売り場も閑散としていた。
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最後にもう半分以上が店じまいしていたが市場へ寄った。店も多く活気があり庶民の暮らす普通の街だがカメラ片手にふらふら歩くには良いトコロだろう。彼がカメラ片手に5時間でも6時間でも散歩してくるのが彼女はとても不思議だそうだが、もし私もここにいたらそうなりそうな、そんなトコロで彼は元気にしていた。またバンコクへ来ることがあれば是非立ち寄りたい。
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BTSの駅まで送ってもらいホテルに戻り身軽になり少し早い夕食をいつもの和食屋で食べ、近くのスーパーで買い物をしてホテルに戻った。BS-NHKを観て時間をつぶし、最後にたっぷりのお湯をはったバスタブに身を沈め今回の旅を思い返した。空調の効いたホテルの部屋でバスタブに浸かっているとインレー湖で過ごした日々が遠い昔のような感じがした。
次回ミャンマーに行くときはANAがヤンゴン直行便を飛ばしているだろうからバンコクに寄るかは考えどころだ。ヤンゴンのホテル事情を考えるとヤンゴンに泊まるのは避けたいしミャンマーから東京に直接帰るよりバンコクあたりで一呼吸おいたほうが良いかもしれない。I氏のところにも寄れるし。

19時をすぎホテルをチェックアウトし空港までタクシーで向かう。ANAカウンターでチェックインし出国、免税店で職場にお土産の象チョコを買い今回見つけた乗り継ぎラウンジなるところのリクライニングソファーで一休み。堅いベンチに横になっている人が沢山居るのにここがガラガラなのは理解できないがこちらの方が空調もさほどきつくないしリラックスできる。

現在21:30、まもなく搭乗ゲートに移動し22:30にバンコクを発ち明朝に羽田に帰国する。

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このページは、kameyamaが2012年5月15日 21:26に書いたブログ記事です。

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