5/1 6日目(2012 Myanmar)

昨夜Ann sanが、明日は早起きだと言われていたが毎朝5時起きの私にはいつも通りだ。いつもより少し早い時間にAnn sanとDrと三人でお餅を食べホテルを出てアンレストランへ。裏手にAnn sanが手配していたバイクに乗り私が良く歩く川沿いの路地を一気に走る。
HONDAとシールが貼ってあるが中身は中国製で3万円程度だそうで本物のHONDAだと倍以上するらしい。こんなところにもスーチーさんが堂々と存在していた。

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歩いて30分くらいの大きな鯉のいる僧院も数分で通過、ここから先は私にとって未知の地になる。このあたりはインレー湖に流れ込む細い川が途中いくつか合流し川幅は広がるががどこまで行っても茶色く濁ったままだった。川の両岸が水流で削られ濁っているのだろうか。日本の様に砂防ダムや護岸工事をすればインレー湖へ流れ込む水は綺麗になるのかもしれないが、長い目で見たときに正しいコトなのかは分からない。
途中、外国人観光客など絶対に居ないだろうローカルマーケットが有り立ち寄りたかったが昼までにレストランに戻らねばならないAnn sanの予定もあり一先ず目的地の村へ向かった。
バイクに揺られ30分弱で到着、Ann sanは2台の携帯電話で忙しそうに電話しつつ地元の案内を頼んだ人に話を聞いていた。ここまで概ね予定通りの時間でAnn sanもバイクの後ろでビデオ撮影と大乗り気だったがやはりランチの準備などでここから先の鍾乳洞まで行く時間が無いというコトで残念ながらDrとバイクの運転手、村の道案内ファミリーと出発しAnn sanは帰って行った。
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Ann sanから聞いていた話では30分くらい行くと鍾乳洞の入り口がありそこから中に降りると湧き水の池があるらしく、天井からは多くの鍾乳石が下がっているとのことだった。
最初は畑の中の道なき道を進むが正面の山が迫りやがて石灰岩だらけの山路を登り始める。Ann sanが気を利かせてくれて私の荷物を持ってくれるようバイク運転手に頼んでいてくれたがレンズ交換やフィルム交換があるからと遠慮していた。しかし登りが険しくなり、水の用意も食べ物も無く思っていた以上厳しい道のりで最初の休憩で私はギブアップし彼に荷物を預けた。彼等はビーチサンダルのような草履でスイスイ登って行くが付いてそのペースについて行くのは無理だった。英語を話せる人も居なく会話もままならないが私とDrがもうすぐ?という意図で"Near?"と聞くと、分かったようで頷きながら"Yes, Near Near!"と答えてくれた。でもDrが「前にランを探しに山に入ったとき"Near Near"と聞いてから3山超えて歩いた」と言い、油断は出来ないかもしれない。それでも登り一辺倒だった道が平らになりそして下りになり、大きな岩が口を開けているのが見えた。本当に着いたのかと確認したら笑いながら彼らは頷いていた。何度か休憩をしながら1時間30分でやっと鍾乳洞入口に到着した。

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やっと辿り着いた安堵感と共に強烈なコウモリの糞の悪臭が鼻をついてきた。一刻も早く涼しそうな鍾乳洞の中に降りたいと思い降りようとした時、道案内の人から裸足になるよう言われた。ここは彼等にはとって神聖な場所などだろう。今まで出番のなかったストロボを付け撮影。肉眼では分からなかった鍾乳石の様子などが良く見える。高感度撮影がデジタル最大の利点だと再認識した。
降りれるところまで降りるとこれ以上は入れないと言われたところで足を止める。英語を話せる人達ではなかったから理由は聞けなかったがこれも聖地だからだと思うことにした。

Ann sanに頼まれていた鍾乳洞の様子を撮影するという役目は果たせた。戻ろうと景色を見るとインレー湖からだいぶ登っていたことに気付く。
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それでも下りは足取りも順調で麓の村まで30分で到着。
案内さんの自宅に招かれ甘い甘い粉とぎオレンジジュースが出てきたがあまりの甘さに一口で遠慮した。本当に喉が渇いている時に甘すぎるのは駄目だ。少し落ち着いてきたところでDrが冷えたスプライトが飲みたいですねと話していたが、お互い身振り手振りの会話で行く途中に通った市場に行かないと無いそうだ。今回同行したメンバーをひととおり撮影しバイクに乗りひとまずその市場へ向かった。もう11時を過ぎていたからもう店じまい中だったがかろうじて非冷蔵のスプライトを4つ買って我々とバイクの彼らにも渡した。しかしこれほど美味しい温いスプライトを飲んだことは無かった。途中、川の浸食の様子を撮影しつつアンレストランに辿り着いたのが12時半ごろだった。
冷えたミネラルウォーターとシャンヌードルとコーヒーを飲む。北西の空が濃い雲に覆われ程無く降り始めた。
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数日前のような雷豪雨では無いがもうすでに雨季が始まっているような空模様そして湖の様子だった。降った雨の水と山から流れ込む泥水のグラデーションが不思議な印象だ。
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雨が上がり迎えのボートが来てようやくホテルに到着。先ずはシャワーを浴び汗を流そうと部屋に戻った。汗も引いて落ち着いたところでロビーにで比較的安定していたWiFiを使っていたらDrからAnn sanが戻ったら美味しい桃の缶詰をたべようと提案があり、Ann sanを待つ。雨も上がったし何処かに撮影に行こうかとも思ったが午前中の体力消耗が大きく響き結局、18時前に戻ったらAnn sanらと桃を食べた。
ホテル内敷地に乾季の3ヶ月間だけ現れる簡易運動場や受付のスタッフたちを撮影してから部屋に戻った。
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今夜はペペロンチーノパスタにチリトマトサラダ、Ann san特製オムレツそしてマンゴーとりんごのデザート。
明日はとうとうここをチェックアウトし午前の便で暑いヤンゴンへ戻る予定だ。
まだ21時過ぎだが今夜は足が心地よいダルさでもう眠い。

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このページは、kameyamaが2012年5月12日 21:27に書いたブログ記事です。

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