4日目(Jan/2/2007)

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何となく日本時間のままのような気がしながら、朝5時前に目が覚める。(日本では7時過ぎ)

朝焼けが綺麗だったのでホテル内の桟橋から撮影。

今日もノンビリ目の朝食、A女史から近くのお寺で得度式があるので、今日はまずそこへ行こうと・・・このアタリは朝にその日の予定を決まる優雅な旅だ。

前回の時も得度式があったが、今回の方がこぢんまりとしてローカル色が濃い。得度式とは子供が仏門に入るための儀式でミャンマーでは家を売ってでも盛大にとりおこなわれる大切なイベントだそうだ。
会場に入ると、正面に祭壇があって、多くのお供え物があり、右手にこれから僧侶になる子供が二人着飾って座っていた。

一族との記念撮影も終わり、これから髪をそり落とす、気付くと我々の他にも写真やビデオで撮影しているスタッフが居る。多分、この子供達はそれなりの家庭の子供なのだろう、お金で作られた船のお供えも沢山あるし、着ている衣装が豪華に見える。

髪をそり落としているが、石けん水を頭に垂らし、カミソリで剃っていく。でも切れ味がそうとう悪いらしく、よく見ると小さな切り傷であちこちが切れている。それが痛いのか、石けん水が目にしみるのか半分泣きそうになっている。その様子を心配そうに見守る身内の視線と、いつか自分もこうなるのかと漠然と興味津々に見入る小さい子供達が印象的だ。

そして最後に僧衣に着替えて僧侶から言葉を貰い、それに対して返す、ような儀式が続く。(1枚目の写真)

 この場所は建物の二階にあり、一階では食事を準備している人達や、食事をする人達が沢山居る。天井の上では厳かに儀式が続いているし、上の人達とは無関係とも思えないが・・・なんか不思議な感覚がする。余談だが、この一階は二階部分を支えているだが、どう見ても柱が少ないし細い。耐震偽装では無いだろうが、上に推定100人以上が居て、一斉に暴れたら落ちてきそうな気もする。そしてところどころ床というか天井に片足が入りそうな穴も空いている。まぁ、のどかなものだ。

昼食は混雑しているA女史のレストランを避け、昨夜夕食を食べたオーキッドレストランで済ませる。本当に立派で落ち着ける建物でくつろぐことができる。浮世離れした水上生活を満喫。

一休みしてから、ジャンピングキャットのガーベー僧院へ、飛ぶ猫で有名なところだが、本堂に沢山ある仏像はどれも古そうで趣がある。Dr.T氏曰くここの仏像は本当に素晴らしいとのこと。
ココに着いた時、我々以外に誰も居なかったが、気付くと他にも欧米人らしき観光客が数人来ていた。すると、奥に居た横柄そうな住職らしき人が、近くの人に指示をして、猫が集まる。そして、猫は飛んでいたが、まぁ、一度見れば十分な気がする。(2枚目の写真)
A女史はここでも寄進していたが、本当に横柄そうな住職で、後でA女史に聞いたら、坊さん組合?でも嫌われモノだそうで、どこにでもそんな人は居るモノだ。

今日は夕方にA女史のレストラン前で、ある団体客向けにボートレースがあるとのことで、我々も見学することに。
前回来たときは、我々のために、150人近くを集めてボートレースをやってくれたし、私も乗り込んだ。とてもあの足で漕ぐスタイルは真似できるモノでも無く、邪魔だけはしないように気を付けていたのを思いだす。

ボートレースまでまだ、時間があるので、レストラン裏の小道を散歩する。ここはもう完全に陸地のようで、すぐ裏にライスペーパーを作っている集落があった。このライスペーパーはこっちの人達のおやつらしく、市場でも沢山売られているし、バリバリ囓っている人を良く見る。
学校帰りの子供達とすれ違う。緑はミャンマーのスクールカラーらしく、ヤンゴンやバガンでもこれは変わらないのだろう。(3枚目の写真)

片道40分くらいで折り返す。帰る途中、ちょっと顔が熱くのぼせたような感覚が・・・

このレストランでは前回、体調を崩した仲間が居て、その時の教訓で、仮眠できる部屋ができていて、私も少し横になる。

まもなく、ボートレースも始まるが、ボートから少し撮影して終了。

このころになると、気分も悪くなり、お腹にも違和感が・・・・

食べ物はみんなと同じモノしか食べてないし、水を含めいろいろ注意していたのだから、きっと食べ過ぎと強い日差しにやられたかもしれない。

ホテルに戻るとA女史が新たに作ったサンセットバーとプールそして、満月と遠く山並みが写真を撮りたいと自ら、撮影していた。理想のアングルを求め、ボートに脚立を立ててその上に乗りながら撮っていた。なんか危なっかしい足下に心配になる。だが一番心配していたのはA女史にオリンパスのデジイチ(E500)を貸しているDr.T氏だったのかもしれない。
私と同行のSさんは、プールサイドの端から撮れば、全部はいるからと足場も安全なコチラを薦める。A女史にとりあえず撮った画像を見て貰うと、納得、Sさんが持ってきていた三脚が活躍して無事、A女史満足の一枚が撮れた。このときはファインダーに集中していたから体調が悪いコトも忘れていたが、部屋に戻るとグッタリしてきた。夕食はホテルのレストランだったが、全く食欲が無くそのまま部屋に戻る。

少しすると、A女史、Dr.T氏、Sさんが心配して部屋に来てくれた。A女史はポカリスエットと湯たんぽを持っていて、水分を沢山摂り、暖かくして休むのが一番と話してくれた。夜中にもし、何かあれば私に電話してくれと優しい言葉をかけてくれた。

お腹がグルグル、頭はズキズキと厳しい状況だが、とりあえず寝ようと・・・

夜中に何度か目が覚めたが、ポカリスエットを飲みながら一夜を過ごした。

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このページは、kameyamaが2007年1月21日 21:27に書いたブログ記事です。

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