残り1週間

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12月4日(金)から始まった写真展「Thanaka II 雨安居」も残すところあと1週間、12月26日(土)で終わりだ。

2013年7月に写真集「Thanaka」出版と合わせて開催した写真展を観てくれた人達のなかで私が尊敬している写真家の方々から「被写体へ対する目線が変わってきている」、「良い方向に進化している」や「長年続けて撮っている人にしか見えてこないものが見え始めている」など言葉を頂き、それは私にとって大きな財産になった。まだ頂いた言葉に対して自分自身で消化できていない部分もあるが展示が終わってからゆっくり考えて次に繋げて行きたいと思っている。

今回私が展示しているギャラリー冬青はニコンやキヤノン、オリンパスなどのメーカ系やレンタルギャラリーと異なるコマーシャルギャラリーだ。そのことは以前から理解していたし、前回の展示でも体感していたことだが、今回はその重みを強く感じている。

私自身年に数枚、意味を感じ欲しいと思った写真を購入しているから、買う側の気持ちは充分理解している。買おうかどうしようか悩み再度ギャラリーへ行ったりもするし、作家さんが居ればいろいろ話を聞き、何か背中を押して貰ったり、時には購入を辞めてしまったことも何度かある。週末を中心に在廊しているが私が不在のときに購入してくれた方もおり、本当にうれしいことである。なかでも私が作品作りに迷っていたときにワークショップでお世話になり、ミャンマーへ行くきっかけを作ってくれた写真家渡部さとる氏が私の作品を購入してくれたことだ。その時のことが渡部さんの日記に書かれており理由を知り今後の大きな糧にせねばならいと自らに言い聞かせている。

前回の展示に続き、今回も作品を購入してくれた方が複数居たり、複数枚購入して頂いたことも作家としてこれ以上励みになることは無い。

残り1週間、それが終わると今年も終わる。私にとって充実の年の瀬になりつつある。

前回は7月展示で雨など天候の恵まれなかった日もあるが今回は比較的天候に恵まれているのもうれしい。年末で何かと忙しい中、時間を割いてギャラリーへ足を運んで頂けることに感謝をしつつ次に向けていろいろ思いを巡らせている今日この頃だ。

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