手紙

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先日、帰宅してポストを観ると達筆な宛名で封書が入っていた。差出人は私の小学校3年4年の時の担任の先生だ。退職されてからは地元横浜を離れ温暖な南伊豆に住まわれているのは年賀状のやりとりで知っていた。

来週から始まる写真展の案内DMを「私は元気に活動してます」報告のつもりで送っていたが、まさか返信が来ると思っていなかったから少々驚いた。
部屋で封書を開くと東京国立新美術館で7月末に開催される「第65回毎日書道展」の招待券と便せんが3枚。読むと先生も出展されているこの書道展に合わせて上京されるので写真展にも来てくれると電話番号と共に書かれていた。

30年以上お目に掛かっていないし、学校時代を通じて一番印象深い厳しくも優しい先生だったから緊張しながらご自宅へ電話を掛けたのが昨夜21時過ぎ。10回呼び出しでも出ないコトになんとなくホッとしたような気がしたが、30分後もう一度掛けるも同じ。22時過ぎは失礼になると自分に言い聞かせた。
そして今夜、21時30分過ぎ、再び掛けると数回に呼び出し音のあと、記憶の中の先生からすると随分、か細い声が聞こえてきた。お礼と簡単な挨拶をしただけだが受話器を持つ手に汗。久しぶりに緊張の電話だった。

約1ヶ月後、写真展の最終版にお会いできるかもしれない。何十年もの教師生活で何人の生徒を受け持ったのか分からないが、私を覚えていてくれたのはうれしい。

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毎年年賀状で見ている私の名前だが、自分ではどうやってもこう書けないだろう。きれいな字が書ければと思うわけだが、ほど遠いのが現実だ。

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