先日、実相寺昭雄監督が亡くなったとマイミクのnaoyaxさんの日記で知った。
そして、数週間前にテレビCM、そう確かパチンコ屋だったと思うが、諸星ダンとメトロン星人がアパートの一室で向かい合うシーンが流れていた。
そして幻滅し、とても残念に思った。
ウルトラセブンは私が子供のころによく見ていた。あの頃の定番は仮面ライダーかウルトラマンが我らのヒーローだった。
特にウルトラセブンは他のシリーズと比べて子供ながらにシリアスでドラマ性を感じていた。
その中で一番印象的だったのが、このアパートの一室で向かい合うウルトラセブンとメトロン星人のシーンだった。
それまでの怪獣vsウルトラマンは町を破壊する巨大なイメージしかなく、現実離れしていたのに、この時はよくあるアパートの一室、丁度家の近くにも有ったような・・・
そこに宇宙人が住んでいて、タバコに特殊な薬?をまぜて、普通の人を狂わせ凶暴にさせる実験をしていた。それをダンとアンヌがつきとめてダンが夕暮れのアパートの一室に入って行く、そして有名なメトロン星人との対話が始まる。。
某サイトで検索していたら、その時の台詞らしきモノまで書いてあった。
メトロン星人:「そうだっ!赤い結晶体が人類の頭脳を狂わせるのに、十分効力があることが分かったんだ。教えてやろう、我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きていることに目をつけたのだ。地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない。人間同士の信頼感をなくせばよい。人間たちは互いに敵視し傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ、いい考えだろう」
この台詞は子供だった私にも十分伝わるモノだった・・・
なのに、あんなパチンコの宣伝に使われてしまうなんて。
そう、この時のウルトラセブン第8話が
「狙われた街」
監督:実相寺昭雄 脚本:金城哲夫 だった。
脚本の金城氏も数年前にNHKがドラマ化したほど有名な人だった、この二人が組んで作ったわずか30分足らずのドラマだったと今日改めて知って驚いた。
それともう一つ、この「狙われた街」の舞台が向ヶ丘遊園、登戸だったことも判明。私が以前、1年位だが住んでいた街だったのも偶然だけでは無いと思いたい。
ウルトラセブンのDVDボックスとかあるのだろうか・・
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