2011年6月アーカイブ

紫陽花

今日は絵に描いたような梅雨間の曇り空だった。地元の某公園へ写真を撮りに行って来て、夕方フィルム現像。
写真を始めた頃に何度か行った公園でこの時期紫陽花がモノスゴイ勢いで咲いている筈で、午後2時過ぎに着いたら丁度「アジサイ祭り」をやっていた。
この季節くるのは数年ぶりだったがイメージしていたほど咲いて無く、あと1週間か2週間くらい、それとも今年はこんなモンかもしれない・・と、常連さんらしき人たちが話していた。

20110619-001.jpg先日、久しぶりにライカの話を沢山した。私が使っているのはカメラ本体がM6でレンズはDRズミクロン50mm/f2とズミルクス35mm/f1.4だ。ズミルクスを買うときにズミクロン7枚玉と悩んだ末こちらにしたのだが話を聞いていたらズミクロンの方が・・・・・・と、久しぶりのレンズ話はやはりライカはライカだと。。

梅雨空など

今日、仕事帰り折りたたみ傘を開いたら目の前に垂れ下がっていた。骨が一本折れてもう再起不能そうな感じだった。
2週間くらい前にも傘(折り畳みでは無い長いの)が壊れた。ワンタッチ傘なのだが、畳んだときに止まらなくなってしまった。どちらも買って1年以内で何で?
と、言う思いだ。私はどうも傘とは相性が悪い。子供の頃からしょっちゅう壊れてしまった記憶が沢山ある。強風にあおられて折れるのは良くあることだが、普通に歩道橋を歩いていたら何かの拍子に手すりの柱?の間に挟まりテコの原理であっさり折れたことも2度あった。
なので高い傘など買ったことないのだが、少々高いのでも買えばよいのかもしれない。

先々週、震災以来初めて福島郡山へ1泊2日で出張へ行って来た。震災時偶々郡山とTV会議中で画面の中で崩れ落ちる天板を観ているときに接続が切れたことは鮮明に覚えている。
東北新幹線は開通しているが宇都宮を過ぎると少し徐行気味の運転だったし、郡山に近づくと屋根にブルーシートの被った家も眼についた。ただ郡山駅から工場までタクシーから見えた町の景色はさほど震災前と変わっていなかった。そうとう古そうな建物も見た目は普通に残っていた。
工場に着くと久しぶりに会う人たちと簡単な挨拶。工場内を歩くともうすっかり復旧し業務も通常に戻っていた。しかし、建物の特に端のあたりの壁には幾筋もの補修跡は生々しく、一番被害が多かった3階フロアは天板は一部未修復だった。
仕事中は今まで通りにみんな淡々と業務をこなしていたが、昼休みや休憩時間に彼らが話していた内容はやはり原発事故が色濃く、不安も多い。あたりまえだが彼らは被災者、聞けば地震はびっくりしたし家の中は相当大変だったが片付けて、壊れたものは買えば済む。でも放射能はどうしようもない。
気にしすぎればキリが無いが考えない訳にもいかない、
彼らと話していると冗談まじりに放射能のことを口にする。しかし、外から来ている私としてはなんと答えていいのか言葉に詰まってしまう。

帰りがけ、初めてガイガーカウンターを見せてもらい、その場の放射線量を計った。
0.1μシーベルト/h前後、でも外にでると1桁は簡単に増える。また自宅に持ち帰り、雨水溜まりを計るとさらに1桁2桁上昇するところも珍しくないそうだと聞き、深刻な状況なのだと数値を持って実感した。
多分、どこか、安全な所に行けるのであれば行きたいと考えるのは当たり前だと思うが、生活や仕事を考えると簡単に動けないのも現実。つらい現実。
私は仕事でこれからも何度か行くとことになるのだが、心中は正直複雑だ。

写真はいつだか行った沖縄の夕日。何も考えず平和な時間だった。

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10数年ぶりのMac


先日、10数年ぶりにMacを購入。
以前使っていたのがMacOS7.6が最後だったから最新のが10.6でもうすぐ10.7になるようで途中は全く触っていなかった。しかも以前、MacといえばCPUがPowerPCだったのにいつのまにかIntelになっているし・・・

先週届いて使い始めている。相当変わったのだろうと思っていたが、昔からユーザーフレンドリーな使い勝手をもつMacOSはマニュアル要らずでとりあえずは使えた。バージョンは進歩したが基本は変わっていなかった。(まだ知らない機能は山のようにありそうだが)

使い始めて1番変わったと感じたのは安定性だ。以前は使い始めは何故か爆弾やSadMacを見かけ、しばらく使っているとそれなりに安定してきた印象があった。でも最新のは今のところフリーズ無。それどころかスリープだけで1週間以上経つが至って安定している。まぁ、購入してから追加で入れたソフトがFirefoxとPhotoshop Lightroomだけだが。いろいろ入れていくと不安定になるのかなぁ。

今回購入したのは15インチのでメモリを8GBにして液晶は高解像&非光沢にカスタマイズ購入。なので液晶のフチが普通は黒いのだがこれはシルバーだ。銀座や渋谷のアップルストアーで非光沢と光沢を見比べて、やはり映り込みが少なく落ち着いていたのが決めてだった。あと個人的にシルバーフレームのほうがデザイン的にすっきりしているようの思えた。

昔のMacは起動時に読み込む順番にアイコンがずらずらと並び、それが多い人は2段や3段になり、なんとなく沢山並んでても安定しているのがスゴイとか。。。その読み込む順番を変えて安定させるようなソフトもあった記憶がある。ところが今は歯車のようなのが回るだけ、しかも時間が早い。

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すっきりとした起動画面がイマドキのMacなのかもしれない。

それと、定かでは無い記憶だがOSが漢字TalkからMacOSにかわったころにアップルのリンゴマークがカラーから単色に変わった(多分そのころのはず)。当時高価だったMacからローコスト版のLCシリーズとか出て来て全体的に安っぽくなった印象でリンゴマークまでも・・・(ジョブズ氏が去り迷走していたころのアップル社の象徴のように思っていた)
ただ、今になって液晶裏面のリンゴマークが明るく光っているのをみるとモノトーンの方が落ち着いて良いと思えるから不思議だ。

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そもそも10数年前、MacからWindowsに変えたのは職場のPCがWindowsに完全移行し不自由を感じていたのと、DOS/V互換機の低価格化そして、アップル社の迷走ぶりに疑問を感じ始めていたからだった。今は画像データやドキュメントの差を意識することなく、その気になればMacBookでWindowsを使うこともできるし。昨年、iPhoneを使い始めてから、次はもうMacだと密かに考えていた。なのでWebや雑誌などで少しずつ調べていたから思い切って買ってよかった。

当面はできるだけ余分なソフトは入れずにシンプルに行きたいと思う反面、先輩ユーザーさんがどんなソフトを入れて使っているのか気になる。

納品と評価?


写真展で私の作品を購入していただいた方に先日、無事納品をすませた。

貴重なお金を私の写真への対価としていただけることは素直にうれしいことで、買ってくれた方に感謝すると共に、今後もそれに恥じない活動、作品作りをしていこうと思っている。

20110609-029.jpg個展は2008年の新宿エプサイトのあと2度目の開催だったが、前回は場所柄、散歩ついでやショールームのお客さん等立ち寄る人が多くじっくり観てくれる人は少なかった。今回は写真展を観に来る人が殆どで、その分時間をかけてじっくり観てくれた。それといろいろな話を、私の作品の感想だったり、意見だったり、疑問だったりと中には1時間近くも滞在してくれた人も居た。
自分では漠然としか分かっていなかったこと、思いもよらない見方を示してくれた人の話。具体的に良い点を説明してくれたりと私には収穫の多い3週間だった。

写真展の成功って何だろうと言うことを最近考えていた。観に来た人が多ければ?、作品が売れれば?、有名な写真家や評論家さんが来てくれれば?・・などなど
ただ自分で自分の状況を考えると、第一に自分自身で3週間展示していた自分の作品を観ていて飽きなかったという意味で成功だったと思っている。
どこか手を抜いてしまったような後ろめたさやセレクトの迷いなど中途半端な気持ちで展示に望んでいたら多分、3週間も自分自身の作品を観ていられなかっただろう。

それと、私が写真を始めた頃、お世話になった先生やモノクロプリントを教えてくれた人に認めてもらえたことはひとつの階段を登れたと思っている。

ただ、次回への反省点としては、事前の広報活動が思い当たる。もう少し積極的にメールやDM郵送をしていたらと言う思いが無い訳ではない。また、企画展と作品販売を主としているギャラリーで展示をさせてもらっていたことを思うともう少し売るための努力も必要だったと、これは反省点である。
いつになるか今は未定だが次回に活かしていきたい。

展示終了(最後の週末)


展示期間中、お越し頂いた皆様ありがとうございました。また、平日を中心に在廊出来なかった日も多く申し訳ありませんでした。

写真展が終わって1週間が過ぎた6/4、車で展示作品を引き取りにギャラリーへ行き"終わった"ことを実感した。
最終日の5/29、展示が終わった夜にギャラリーのオーナーさんとフレームから写真をブックマットごと抜き取りストレージボックス3箱に入れて帰宅した。すべてを片付けて帰宅途中でもなんとなく"終わった"実感が湧かなかった。

最後の週末は想定外の早い梅雨入りで雨。土曜は職場同僚の披露宴に出席し横浜からギャラリーへ向かい到着したのが17時過ぎだった。バス停からギャラリーへ向かう途中、ギャラリーから帰る途中の弟夫妻に遭遇。ひとまずお礼を言い少しだけ話をしてギャラリーへ到着。雨にも関わらず芳名帳には多くの記帳が残されていた。その中には是非、お話をしたかった写真家の方の名前もあった。その後も適度なペースで来客があり、時間は短かったが楽しい土曜だった。
日曜は台風崩れの低気圧と梅雨前線で大雨予報。あまり人が来ないだろうと思いつつ12時ごろ到着したが久しぶりに会う友人を始め傘を差しながらわざわざ来てくれたのは本当に嬉しかった。それでも夕方になると1人で過ごす時間が多くなり、長いようで短かった3週間を作品を眺めながら思い返していた。
人の途絶えた18時過ぎごろからオーナーさんと話をしていたら、いつの間にか19時を少し過ぎていた。

今回このような貴重な機会、展示向けて多くのアドバイスを頂いたオーナーさんには本当に感謝の念で一杯です。またいつかここで堂々と展示できるよう活動していきたいと改めて思っています。昨年11月に今回の展示が決まり最終的には3週間もの期間をもらえたのは私にとって貴重な時間・経験・財産となりました。

ミャンマーでお世話になった方々、ワークショップ等で的確なプリントアドバイス頂いた先生、ありがとうございました。そしてミャンマー行きのきっかけとなったワークショップ2Bの主宰渡部さとる氏との出会いがなければ今回の展示は影も形も無かっただろうと思うと「縁」の不思議を感じます。

今回、こちらのギャラリーへ初めて来た皆さんが口を揃えて「落ち着く良いギャラリーですね」と話していたのが印象的だった。私自身も2年前に初めて来たときに感じたことで、今回自分の個展で長時間滞在する中、特に1人の心地良さを改めて実感していた。
ギャラリー内の落ち着いた雰囲気は、展示している作品を引き立てる内装や照明、程よく入り込む自然光、素敵なオーディオから時より流れてくる音楽、人懐っこく可愛いボーダーコリーのエイミーちゃんの存在などなどあるのだが、それらを全て演出しているオーナーさんの人柄が作り出しているのだと思う。
そして私が一番気に入っていたのがギャラリー中央にある大きな木のテーブルだ。いつかこのような大きなテーブルが欲しいがそれには相当な大きな部屋が必要だと思うと、ひとつの夢かもしれない。

20110606-001.jpg

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