写真展(週末2)

 展示が始まり2回目の週末。土曜は所用があってギャラリーへ15:30ごろ到着。すでに何名かの名前があり、久しぶりに会えた友人もいたのに間に合わず残念。

この日は気温が高く、少し外を歩いただけで汗ばむ陽気だったが、職場の新婚さんが夫婦で来てくれた。彼らが写真を見ている時にギャラリー入り口の鏡に自転車を降りる人影が見え、まもなく写真家のハービー・山口氏の姿。昨年末、ギャラリー企画展パーテーで今回の展示の話をしつつ挨拶していたのだが、こうタイミング良く来ていただけるとは幸運だった。

ギャラリー内を2周、3周とじっくり観ていただき、何枚かについて技術的なことも聞かれ、そして「これは人の配置と光の方向が良いね」など具体的な言葉をいただいた。

こちらのギャラリーには自身でプリントをされる作家の方も多く、自然と印画紙や、プリントの話が多くなる。なかでも年々選択肢が減る若しくは値段が上がる印画紙は共通の関心事で話題が増える。

今回私が展示した作品はRolleiの「Vintage111」という印画紙。国内では売られていないが昨年、こちらのギャラリーで聞き、AGFAの111に近い印画紙と知り、使ってみたくなり一箱譲って頂いた。そして何カットかイルフォードの温黒光沢紙と比較プリントしたら、噂通りAGFAに近いトーンで私には使いやすい印象だった。
そして、個展の決まった昨年11月ごろからプリント制作に入ったが、途中で印画紙を追加注文したところエマルジョンNo.が変わった時、ベースの色目と言うか、特にハーフからハイライトまでのトーンが特に変わってしまい、結局最初のころのプリントはやり直しとなってしまった。ローライだけではく、Fomaやベルゲールでもロット違いで激変の話を聞いていたから驚くほどでもなかったが・・・

フィルムはTMAX400。フィルム現像は普段自分でやるのだが撮影で50本とかになるとラボテイクさんに出している。ラボテイクさんはTMAX現像液を使い抜けの良い綺麗なネガに仕上げてくれるから安心して任せることができる。

ラボテイクは2年くらい前からモノクロプリントワークショップに参加し、それが自分のプリント技術向上の最大の要因だと思っている。

そのラボテイクのワークショップ参加メンバーによるグループ展「NO PRINT NO LIFE」も始まり、こちらも29日まで目黒のギャラリーコスモスで開催中だ。22日の夕方コスモスでパーティーがあったが個展と重なった日程では参加できなかった。でもパーティーの様子は後日是非、聞きたい。

そしてこの週末、展示が始まり最初の一枚を購入して頂いた。貴重なお金を私の作品にかけて頂くことは金額以上の嬉しさがある。展示が終了後早めの納品できるよう準備すすめる予定だ。

日曜は午後から予報通り雨が降り出し、気温も一気に下がった。そんな中でも地元の写真仲間や先週末に続き今回も友人連れで来て頂いた方もいたりと充実した週末だった。

最初の週末に「撮影カメラ」について聞かれたことも多かったから撮影に使用しているローライフレックス2.8Fと露出計を持参。存在感のあるカメラ。

2011052201.jpg

 今週は水曜、土曜夕方、日曜と在廊予定。週末の天気が怪しいが是非お越し下さい。

 

このブログ記事について

このページは、kameyamaが2011年5月23日 23:09に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「写真展(週末1)」です。

次のブログ記事は「展示終了(最後の週末)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

アーカイブ