2010年8月アーカイブ

アートな街

リスボンでは旧市街や下町がある中心地区では無く地下鉄で数駅離れた、どちらかと言えばビジネス街のホテルに泊まっていた。いつも旅先ではホテルの近くのスーパーかコンビニを見つけ水や軽食を買っていたのだが今回は近くに手頃な店を見つけられなかったのがちょっと誤算だった。
そのため地下鉄で数駅離れたところのスーパーで買い物をしてホテルに戻ったりしていた。まぁ地下鉄に地元スーパーの袋持って乗るのはちょっと楽しかったりもしたが。

欧州の街はロンドンでもパリでもプラハでも日本の街とは違うアートを感じる。そしてそれは国によって街によって雰囲気は異なる。言葉の違いもあるがそれだけではないだろう。

リスボンでも街中や地下鉄でちょっと気になるようなモノがいくつかあった。リスボンと言えば縞模様の広場やアズレージョは有名だしイメージなのだがこのようなモノ達が街の雰囲気を多かれ少なかれ演出しているのだろう。

1枚目はホテル近くのビル、オフィスビルのようには見えないが壁一面の不思議な絵が印象的だった。

2010082201.jpg2枚目は何度も利用したホテル最寄りのPicoas駅構内、古代ギリシャかアフリカ系をするような絵柄とともに列車を待つ間のメロディが独特で今でも耳に残っている。

2010082202.jpg3枚目は街中で何度かみかけた天使のような?イラスト。
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リスボンの食べもの

ポルトガル料理と言われてもすぐに浮かんでくるような、フランス料理、イタリアやスペインのようなメジャー級の品は無かった。でもガイドブックやネットで調べるとシーフードが中心で日本人の口には合うと書いて有ったので楽しみにしていた。

滞在中、朝食はホテルのビュッフェをメインにたっぷり採り、ランチは遅めで軽くファストフード等、夕食は街中のレストランで魚料理中心。

1枚目はロシオ駅近くのカフェ「ニコラ」で食べた平目のグリル。あっさりした味付けで飽きの来ない料理だった。このカフェは見回すと観光客よりも仕事帰りの地元の常連さんらしい人が多かった。こういう店は安心して食べられる。

 

  2010081801.jpg2枚目は名物?の鰯の塩焼き、ホントに塩焼きだがレモンベースの薄い味付けで素朴で美味しい鰯だった。箸があればもう少し食べ易かっただろうが、フォークとスプーンで頭と骨以外たいらげた。アベニータ駅近くのレストラン。

  2010081802.jpg 3枚目はベレンにあるパスティス・デ・ナタ(→エッグタルト)で有名なお店「パスティス・デ・ベレン」で買ったエッグタルト。出来たてで暖かく近くの公園のベンチで食べた。ほどよい甘さと濃厚な味で忘れられない逸品だった。

 

2010081803.jpg 他にも友人お勧めのだったアズレージョ綺麗な「トリニターデ」で食べた鱈のソテーやポルトガル牛のサーロインステーキも美味しかった。ただどの店も量が多くて食べきれないのが残念だった。そう言えばマカオで食べたポルトガル料理も量が凄まじく半分くらい残してしまった事を思い出した。

リスボンの料理は気軽に入れてお手頃な値段で外れは無かったのは幸せな旅の思い出のひとつとなった。

CABO DA ROCA

リスボンの街でテージョ川を観ていると海のような気がしてしまうが川は川なのだ。今回のポルトガルの目的のひとつが"大西洋を観る"だった。
そしてユーラシア大陸最西端にあるのがロカ岬、リスボンから電車とバスを乗り継いで丁度のんびり一日かけて回れるようになっていた。

リスボンのロシオ駅から近郊線で40分、バスで40分で到着する。バスを降りると岬らしく強烈な風が吹いていた。観光案内所の裏にでるとポルトガルの詩人カモンイスが詠んだ詩の一節を刻んだ石碑が建っていた。「ここに地果て、海始まる」と書いて有るそうだが、これだけをみると当たり前すぎる内容に思える。多分詩の全文を読まないとカモンイスの思いは伝わらないような気がした。

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これが大西洋かと感慨に浸るには強風すぎた、周りの観光客は記念写真撮るだけで大騒ぎで無謀にも華奢な三脚を立てようとしてしる輩も居た。

2010081602.jpgそれでも改めて岬から大西洋を眺めると水平線が霞み西の果てを実感出来たし先人達の大航海の偉業を改めて思った。

 1月に行ったシンガポールのセントーサ島にあった「ユーラシア大陸南端」は相当怪しいが今年だけで"南"と"西"に行ったことになる。
北端はたぶんロシアのどこかだろうし、東もロシアのベーリング海峡側だろうし簡単には行けそうもない。
しかしセントーサ島ってしまだったらユーラシア大陸の南端というのはおかしいし、その地から南を眺めても沖にタンカーやら島々も見えて"果ての感"は皆無だった。

リスボン

2010年7月30日から8月4日まで滞在したポルトガルの首都リスボン。訪れる前から映像や写真、行った人からの話や文章で思い描いていたイメージが幾つかあった。
大航海時代の繁栄、レトロなトラムが狭い坂道を走る街並み、数年前に訪れた旧ポルトガル領マカオの面影等々。

成田からロンドンを経てリスボンまで飛行機の遅れなどもあり約24時間、距離も私にとって初めて日本から10,000kmを超える行程だった。この距離を大航海時代にアフリカ南端、インド、東南アジアを周り日本にたどり着いた先人達の偉業は想像を絶している。

一夜明けて最初に訪れたのがテージョ川沿いのベレン地区。世界遺産のジェロニモス修道院や発見のモニュメントやベレンの塔などがある。

 

  2010081401.jpg1枚目の写真は「発見のモニュメント」と遠く見える4月25日橋とキリスト像。

 

  2010081402.jpg2枚目は街中の広場や広い通りでよく見かけるマカオのセナド広場によく似た模様。

 

2010081403.jpg3枚目はガイドブックなどでもおなじみの定番、カテドラルと黄色いトラム。

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