昨日は渋谷へグループ写真展を観て来た。
先週火曜から始まっていたから観た人の感想などがネットでちらほら出回り始めていて、今回は2階と3階でがらりと雰囲気が変わると言うのが目に付いていた。夕方はパーティがありゆっくり観れないから午後の早めに到着し各フロアをじっくり拝見させて貰った。
いくつか印象に残る作品があったが。。
・銀塩モノクロのプリントがみんな綺麗に仕上げてあり、ほとんどがイルフォードの温黒バライタだった。流行りなのか。
・11×14の密着プリントの緻密さは言葉が出ない。
・富士GF670のモノクロは噂通り良く写る。
な
どなどだったが、やはりデジタルより銀塩プリントにに足が止まる。個々に観れば銀塩プリントとデジタルプリントの違いはもはや分からないモノが多いが数枚
でもまとめて展示し、それを観ると違うと思う。一般的にはデジタルだと平面的だとか、銀塩は奥行き感があるとの意見を聞くがそれだけでは片付けられないと
思う。
また、デジタル画像処理で造られた作品が数点展示されていた。どこまでが所謂写真なのだろうか・・・表現としては理解出来るが写真としては今の私には飲み込めない。目の前にある真実を写すのが写真だと考えたいが段々そう言う時代じゃ無くなっているのかもしれない。
そんな途中で、コダックの現像液Microdol-Xが在庫限りで製造中止とコダックサイトに出ているとの話。ここ数年使っているからショックとともに残念だ。数週間前にコダックのカラー印画紙が無くなる話が出たりしていただけにモノクロも縮小は仕方無いか。
この現像液を使う前はXTOLを少し使っていたから、今度は本格的に使うことにしようと思い、今日は朝から現像液を作り、夕方4x5を6枚現像してみた。ちょっと時間が足らなかったようだがプリントはできるくらいの濃度はある。次回はもう少し現像時間を伸ばす必要がある。
それと、1月に行ったシンガポールの写真、それとちょっと気になっていたローライのピントを試したフィルムも現像した。ローライのピントはもう少し キチンとテストする必要がありそうだ。ちょっと後ピンぽくなっている気がする。次回、定規を使ってしっかりピントチェックをしてみようと思っている。
しかし、昨日観たGF670のモノクロプリントは気になるなぁ~あの解像度とコントラスト。
いずれにしても銀塩環境は悪化する一方だし今のうちにフィルムで沢山撮って現像してプリントそして展示もしていきたいと思った週末だった。