西麻布のGallery EMで開催中の『永嶋 勝美 写真展「Cruising」"Pacific Ocean 2007"』に行ってきました。
以前からお名前と作品は知っていたのですが是非オリジナルプリントを拝見したいと思ってたのと、今回特に私にとっては幻の印画紙「Kodak Ektalure」のプリントということで楽しみでした。
静かで落ち着いたギャラリーへ入ると深みのあるモノトーンの美しさに圧倒されしばらくは声も出ませんでした。永嶋さん御本人も居られ、初めてお会いするにも関わらず、気さくになんでも答えていただきすっかり長居してしまいました。
印画紙は製造中止前に購入し業務用冷凍庫で保管したものを使用されていることや、引き伸ばし機はフォコマートV35を使っているなどプリントに至るこだわり、経験、知識、探求心などを聞いていると自分のモノクロプリントなどまだまだだと思え、また頑張って行こうと・・良い刺激を貰うことが出来ました。
また、最近フィルム現像で疑問に思っていたことも分かりやすく助言を頂き、自分の経験や予測が間違っていなかったコトは励みになりました。
そのあと目黒へ移動しギャラリーコスモスで開催中の「SABADO the 4th Branch」へ。こちらは何度か伺っているグループ展で美しいモノクロプリントは見応え十分です。知人や昨年いろいろお世話になった写真家森谷修氏も出展されていて定期的な開催を続けられていて今後も楽しみです(森谷さんは今回で卒業だそうです)。
今日はモノクロプリント三昧で贅沢な一日でしたが永嶋さんから聞いたフォコマートV35がとても魅力的に・・「プリントは道具じゃないよ」とはアタマで分かっていても気になるモノは気になりネットで検索したりしてます。やっぱりライカで撮ったネガはフォコマートかぁ・・と。。