Erwin Staeheli「ブエノスアイレスへの切望」を観るためギャラリー冬青へ行った。中野の静かな住宅街にあり、靴を脱いで入る落ち着いた独特の空間を作っている。
暖簾をくぐると大きな窓からギャラリーが見え、作家さんと思われる外人さんが座っていた。既に観ていた友人から美しいモノクロプリントでお奨めだと聞いていたが想像以上の作品だった。冬青の社長も居て「彼(Staeheliさん)は川端康成が好きで今回の作品にもその影響が入っているのです」とか「3ヶ月オーストラリアでサファイヤを掘って稼ぎ残り9ヶ月で作品作りをしている」などいろいろ話をしてくれた。
作 品を一通り観た後テーブルに座っていた彼にいくつか質問をすることが出来有意義な時間を過ごすことが出来た。たまたま他にお客さんが来なかったので30分 くらい、久しぶりの英会話でいろいろ戸惑ってしまったが、内容が写真やプリントのコトなのでどうにかなるモノだと実感。
昨夜のトークショーに参加出来ていれば、このような話とかもっといろいろ聞けたのだろうが用事があり行けなかったがこれだけ話が出来、名刺交換にも快く応じてくれたのはラッキーだった。
そのあと中野まで行き久しぶりにフジヤカメラに入ったが、さびしい品揃えに少々驚く。どの棚もスカスカで数年前の面影は無かった。あれを見てしまうと先々の存続に不安を感じてしまう。
写真は初夏を感じた今日の日差しと街中で見つけたヤシカマット。