去年、日本人がデモで撃たれたときの映像は山ほど報道していた日本のメディア。5/3未明にミャンマー南部を襲ったサイクロンについての報道は非常に少なく・・・
日を追う毎にほとんど報道されなくなっている。
朝、NHKのBSニュース(各国のニュース番組を同時通訳)を見ていたらイギリスやアメリカ、ドイツ、フランスはいずれもトップで相当時間を割いて映像、バンコク駐在記者のコメントなどを交えて伝えていた。
ヤンゴンの様子を映していた映像に数カ所見覚えのあるトコロもあり、写真(1枚目)の線路を越えてアウンサンマーケットに行く橋は完全に崩壊していたし、泊まっていたホテルの前の道らしきところは街路樹や電柱が両側から倒れていた。
知人からのメールではヤンゴン空港へ行く道路も通行できない状態だそうです、水道電気のライフラインは元々頼りない上にこの状況なので相当厳しい状況なのは容易に想像できる。
復興には時間がかかりそうだが国連や各国のNGOなどを積極的に受け入れて一日も早く市民の生活が元に戻ることを願わずには居られない。国連や外国NGOを毛嫌いしている軍事政権もさすがにこの惨状を見れば受け入れてくれず筈。
ただ、今回一番酷い状況になったのはミャンマー南部、全体が消滅した村も沢山あるそうだ、私自身南には行ったことないのだが低地のデルタ地帯で、あの建築だと風速30m/sでもダメだろう。
写真(2枚目)はアウンサンマーケットからみた街並み、東南アジアな混沌さだったが鉄筋建築に見えるがそんなに耐久性が有るとは思えない。外国ニュースサイトの写真を見てもこのような建物にも被害が相当出ていそうだった。
前回訪れたヤンゴンは8月で雨季。一日に数回スコールが降るがその程度。ミャンマーにどのくらいサイクロンが来るのかわからないが、今回のは日本で言えば規模はわからないが大型とか超大型、勢力は50m/sを越える風速だから非常に強いとかで、多分沖縄地方にたまにくる強力なのと同じくらいなのだろう。
今週来日予定のミャンマーで世話になっているA女史は3日ヤンゴンで足止め後無事にバンコクに到着し、予定通り来日だそうで、日本で待つ我々は一安心しているが、心中を察してあまりある祖国の状況です。