土星の輪っか

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ナショナルジオグラフィックの最新号、特集は土星についてです。

1997年に打ち上げられて2004年に土星に到達した探査機カッシーニ、そして

カッシーニから分離した着陸機ホイヘンスの衛星タイタンへ着陸。

これらから送られてきた土星の映像が沢山載っている。その姿は銀河鉄道999に世界そのものの様に思える。輪っかは沢山あって、直径は数十万キロあるのに厚さは40km程度とのことでとてつもなく薄いことに驚きました。

999ではタイタンは宇宙の分岐点として重要な役割と持った衛星として描かれていたが、実際のタイタンは生物の生存が不可能と思える世界のようです。

1000年に一度だけ液体メタンの猛烈な雨が降り、有毒な大気に遮られた太陽はずっと夕焼けのような色をしている、気温は氷点下179℃の極寒。

ただ天文学者さんが言うには「タイタンは永遠に子どものままで、地球にような惑星に成長するための物質や元素は全て揃っているのに成長するチャンスが一度もなかった」とのこと。原始の地球の様に隕石衝突等チャンスがあれば全然違った道を辿っていたかもしれないと思うと不思議だ。

今回の探索で土星の衛星エンケラドスに原始生命の存在に適した環境が整っている可能性があると判ったことだと、、、

大宇宙のロマンと言えば絵空事だが、なんとも壮大な話。

写真は先日の寒い朝の空。通勤の時に自宅近くで撮った一枚です。

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このページは、kameyamaが2006年12月11日 22:38に書いたブログ記事です。

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