日本と違い欧米では写真が文化として、絵画や彫刻と並び芸術としての地位を確立していると、聞いたことがありますが・・・
1枚目はコペンハーゲンで宿泊したホテルのレストラン。モノクロ写真が沢山飾ってあり、よく見ると印刷では無く印画紙プリントのように見える。
トーンがしっかりしていて見ていて気持ちの良いプリントだった。
所々に作者の名が記してあったが達筆過ぎて私には読めませんでした。ベルゲンのホテルでもレストラン、廊下、階段にもモノクロ写真が普通に飾ってありました。フレームもシンプルにまとまっていて、センスの良いインテリアと良くマッチしてて"こだわり"と"当たり前に写真を飾る"文化を感じました。
2枚目はコペンハーゲンの中心、コンゲンス・ニュートー広場で開催されていた大規模な写真展。動物写真家の作品で、世界中の様々な動物を鋭く、時にはユーモアたっぷりで展示していた。ここは王立劇場や有数のデパート、ショッピング街等の集まる、人が常に沢山行き交う場所。
これだけの規模を3/16~10/23の半年間も開催されている。
写真展の内容はコチラで見れます。日本で撮られた猿や鶴、海の中を泳ぐ象などもあり、見応え十分でした。
また、ノルウェーのベルゲンでは、街を代表するベルゲン美術館に杉本博氏の写真が展示されてました。他のフロアにも写真が絵画と同様に展示されてました。
この美術館はピカソやムンクも展示してるところで、これら絵画の巨匠と肩を並べる形でモノクロファインプリントが展示されていたことは、とても嬉しく思いました。
日本の美術館で大規模な写真展といえば、年に数回有るか否か程度、これも文化の違いと言えばそれまでですが、もう少し日本でも写真の芸術的地位が向上してくれればと願いたいです。