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2008081601.jpgギリシャ3日目、アテネ観光の定番オプション"エーゲ海3島日帰りクルーズ"へ。

アテネからエーゲ海の玄関、ピレウスまでバスで向かう。港が近づくと車窓から巨大なクルーズ船が見える。今まで見た船の中でも飛び抜けて大きい。一週間以上のエーゲ海クルーズツアーの船だろう。我々は日帰りツアー用の中型クルーズ船に乗り込む。約2時間、デッキの日陰でエーゲ海の風をあびながら至福の時を過ごすと、最初のポロス島に到着。(写真1枚目)

ここは滞在50分と言われ少々寂しいがしかないと思いつつ港の近くを散策。アテネとは全く雰囲気のことなる建物とノンビリとした人々にホッとする。

あっという間の滞在が終わり船に戻ると大食堂で昼食、あまり美味しくないランチに残す人も大勢いた。まぁ海も島も綺麗だし仕方無し・・・

ランチご間もなく二つめのイドラ島に到着。人口約2800人の小さな島、車もゴミ収集車の2台だけであとは馬やロバに頼る徹底したスタイル。

  2008081603.jpg 港近くの小高い丘から海を眺めると水着を着込んでいたツアー客がひとときの海を楽しんでいた(写真2枚目)。

この島は本当はツアーではなく宿泊したくなるようなステキな佇まいの島。一歩路地に入ると静かな白い階段をネコが上っていくようなイメージ通りの世界だった。

魚の食べられるタベルナ(大衆食堂のようなところ)では新鮮なアジやタイが並び、アンコウの吊し切りまでやっていた。記念にトルコから地中海地方のお守りとして土産の定番、『メデューサの目』を購入。カメラバックにでも付けておこうと思う。

 

午後2時、日差しが一段と強くなり暑さもピークに。さすがにデッキも暑くなりクーラーの効いた船内でクールダウンしつつ、最期のエギナ島に到着。ここは人口1万4000人の少し大きい島。港から歩いて10分くらいでビーチがある。水着は持ってきていないが折角なのでサンダルで足だけエーゲ海に浸かる。地元名産のピスタチオアイスをカフェで食べて、教会や路地裏を歩きながら出航までの時間を過ごした。(写真3枚目)

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本当は時間とお金に余裕があればクレタ島やミコノス島にでも数日滞在してノンビリと青い海と白い島を楽しみたい。

 

 

2008081501.jpg夏休み旅行から戻って一週間、暑さとシゴトなどですっかり書きそびれていたが金曜になってやっと余裕が出来ました。

 ギリシャと言えば古代遺跡のイメージが強い。

アテネに来た目的の一つがこの遺跡をこの目で見ることだった。アテネ2日目、市内の有名どころ、パルテノン神殿へ。(写真1枚目)

混雑を避け朝早めに地下鉄で向かう。カラっとした日差しは容赦なく降り注ぐなか頂上の神殿目指して登っていく。年中工事中だと聞いていたが下からでもクレーンが見える。

どうせならクレーンや足場の無い神殿がみたいと思っていたが、神殿のそばまでくると、そのスケールに圧倒されクレーンやら足場やら他の大勢の観光客なんか全く気にならない。

神殿のオリジナルは古代ギリシャ時代にアテナ神を祭る神殿として建てられたそうだが、現在残る神殿は紀元前5世紀半ばのペルシア戦争後に建設されたものとされている。それでも2500年以上経っている。気の遠くなるような時間だ。絵はがきのような風景だが、アテネに来たからには絶対外せないトコロだと改めて実感した。

神殿から降りて裏手の古代アゴラ、テセイオン神殿を訪れた、観光ツアーだとここまでは来れないようで観光客も少なく落ち着いて観ることができた。この神殿はギリシャでもっとも原型を留めている貴重な神殿で小振りだが見応えのある古代建築だった。

そして最期にゼウス神殿へ、ギリシャ神話の神々でも有名どころの全能の神ゼウス、彼を祭った神殿は相当なスケールだったことを忍ばせるに十分な高い柱が残っていた。

翌々日、電車で約1時間アテネ郊外のコリントス遺跡へ。アテネ中央駅から電車でコリントス駅へ、そこから市街地までバスで10分、そこからバスで20分、住宅地のそばにひっそりと佇むコリントス遺跡へ到着。
ここにあるアポロン神殿は紀元前6世紀に建てられたギリシャでも古い神殿が残っている。この日はアテネの最高気温が37℃まであがり一番暑い日になっていたようで、カラカラに乾いた空気と日差しで汗もかかないが喉はやたら乾く。

2008081502.jpg翌日、事前に現地デスクで申し込んでいたデルフィ遺跡(写真2枚目)へ。バスで約3時間、デルフィ遺跡へ到着。この日も前日に負けないくらい暑い。今日はツアーなので英語のガイドさんが居る。前半はガイドさんの説明を聞きながら神殿を目指し登っていく。

ここはアテネと違って山間の傾斜地だ。紀元前になぜこのようなところにどうやってこんな大きな建物を建てることができたのか・・・・

素朴な疑問は頭を離れない、

古代ギリシャ時代、世界の中心・宗教の中心と信じられ、背後にパルナッソス連山、眼下にオリーブ畑の谷、遠くにコリンティアコス湾を望む。遺跡を見下ろす円形劇場に立つと人々の歴史と積み重なってきた時間を感じずには居られなかった。今回の旅の一番だった。

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最終日、夕方のフライトまで時間があったので考古学博物館へ向かう。ストロボは使えないが撮影は自由にできるのが嬉しい。

ここには有名な黄金のマスク"アガメムノン"がある。

この黄金のマスク(写真3枚目)はミケーネでシュリーマンが発見した遺物だ。シュリーマンの発見までギリシャ神話は作り話とされていたが、これを境に実在したのもの存在が真剣に調査されるようになったという。

古代ロマンを語るうえで有名なこのマスク、アテネに来たら絶対に観るべきだと思っている。
ほかにも半日はたっぷりかかる展示はどれも興味深く、説明をみると'B.C.15~14'などと書いてあり、3000年以上も前にこのような壺や、絵皿、装飾品が作られていたことは素晴らしい。そしてこれらがこれだけしっかり残っているのは人類の財産だ。

 

 
  

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