写真展で私の作品を購入していただいた方に先日、無事納品をすませた。
貴重なお金を私の写真への対価としていただけることは素直にうれしいことで、買ってくれた方に感謝すると共に、今後もそれに恥じない活動、作品作りをしていこうと思っている。
個展は2008年の新宿エプサイトのあと2度目の開催だったが、前回は場所柄、散歩ついでやショールームのお客さん等立ち寄る人が多くじっくり観てくれる人は少なかった。今回は写真展を観に来る人が殆どで、その分時間をかけてじっくり観てくれた。それといろいろな話を、私の作品の感想だったり、意見だったり、疑問だったりと中には1時間近くも滞在してくれた人も居た。
自分では漠然としか分かっていなかったこと、思いもよらない見方を示してくれた人の話。具体的に良い点を説明してくれたりと私には収穫の多い3週間だった。
写真展の成功って何だろうと言うことを最近考えていた。観に来た人が多ければ?、作品が売れれば?、有名な写真家や評論家さんが来てくれれば?・・などなど
ただ自分で自分の状況を考えると、第一に自分自身で3週間展示していた自分の作品を観ていて飽きなかったという意味で成功だったと思っている。
どこか手を抜いてしまったような後ろめたさやセレクトの迷いなど中途半端な気持ちで展示に望んでいたら多分、3週間も自分自身の作品を観ていられなかっただろう。
それと、私が写真を始めた頃、お世話になった先生やモノクロプリントを教えてくれた人に認めてもらえたことはひとつの階段を登れたと思っている。
ただ、次回への反省点としては、事前の広報活動が思い当たる。もう少し積極的にメールやDM郵送をしていたらと言う思いが無い訳ではない。また、企画展と作品販売を主としているギャラリーで展示をさせてもらっていたことを思うともう少し売るための努力も必要だったと、これは反省点である。
いつになるか今は未定だが次回に活かしていきたい。