去年、今年とオランダから来日中のバス教授の冬青社主催のレビューを受けた。彼は25年間オランダの美術大学で写真学科とグラフィックデザイン学科で指導されている。
1年ぶりの再会にもかかわらず、名前や作品のことまで詳しく記憶していたのは驚いた。前回は既に展示を終えて写真集に纏めていた、自分としては完成したポートフォリオを観て頂いたのだが今回は製作途中のプロジェクトをステートメントを作成し20数点にセレクトして臨み、幾つかの指摘とサジェスチョンを貰い今後の製作に活かしたいと思っている。2年越しでしかも昨年の内容も覚えていてくれたことで彼との"つながり"を感じることも出来、次回も是非観て貰えるよう活動したい。
国も宗教も文化も違う世界から第三者の目からの意見は時にはショックもあるが冷静に受け止めれば今後の活動に生きるはずだ。
そして今日はバス教授と渡部さとる氏のトークショー、日本とオランダ(西欧)の違いやステートメント、ナレーション、テーマ、キャプションなどの話や宗教観や文化の違いによる作品制作のアプローチの違いなど興味深い話を聞くことができた。聞きながらとったメモをもう少し整理して記録しておく必要がある。
それと、昨年末にミャンマーへ行ったときインレー湖でパダウン族(首長族)の女性達のお店に注文したスカーフ100枚が先日届いた。これは私が手伝っているNPO法人ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会がreadyforというクラウドファンディングで支援頂いた方々へ御礼として送るためにオーダーしたものだった。インレー湖の小さな村のお店から日本に届いたスカーフ、これは私がいつもお世話になっているインレー湖のAnnさん、バンコク在住で私がミャンマーへ行く縁をつくってくれたDr.T氏の連携による人のつながりの賜で実現できた。ネットやSNSの普及で急速に近くなった世界だが基本は人と人とのつながりで成り立つことが大切と改めて実感したサクラの季節だった。カラフルなスカーフ、製作は機織り木による手作りで1枚つくるので丸2日はかかるそうだ。鮮やかな色と綺麗なデザインそして柔らかい手触りが魅力だ。