展示が終わり1週間が経った。いつもの日常に戻ったのだが気がつくと展示が決まってから終わるまでの出来事、考えていたコトなど思い返していた。
コマーシャルギャラリーで展示することの意味、意義は前もって考えてはいたが、本当のところは実際に展示が始まって身に染みて実感することになった。今までメーカーのギャラリーやレンタルギャラリーで展示は経験していたが違いは予想以上に大きかった。
「コレクターの方にオリジナルプリントを購入していただく」言葉で書けばこれだけだがその中には様々な思い、こだわりが込められている。
今回は写真集も出版出来ただが、合わせての展示はこれ以上無いプロモーションになった。展示は終われば終わりだが、写真集は私の、写真展の分身としてこれから様々な出会いがまっていることだろう。
そして、2015年12月に次回の展示が決まった。私の今回の展示はギャラリーとしてはまだまだ力不足は重々承知しているつもりだ。それでも次の機会を与えてくれたことは今後の作家活動のなかでとても嬉しくもあり、糧となる。次回まで2年と4ヶ月、長い様でも今回展示した作品は7年かけて撮ってきたことを考えると決して長くは無い。
今回展示した作品のなかで一番いろいろ聞かれた作品。「雪ですか?」と思われる方も多く居られたが「早朝の霧で宿泊先のホテルで撮った」と答えると一様に「いいところですね」との言葉。ホテルは合計で30泊くらいしているがこのような条件はこの日しか無かった。私にとっても貴重な早朝の一コマだった。