印画紙の違い

先日の編集会議でセレクト、ページ割りを決め写真集用の原稿プリントを提出した。

原稿用プリントは全てRollei Vintage111(純黒)の11×14inchで作成したが7月の展示はセレクト後再プリントしようと考えている。同じ印画紙でもよいのだろうが、もう一度印画紙を考えてみようと思い、昨日3種類の印画紙で3カットのテストプリントを作成した。

さすがに未知の印画紙を使うのはハードルが高い、なのであるていど使い込んで来たイルフォードの純黒調、イルフォードの温黒調そして写真集原稿で使ったRolleiの純黒調で作成した。

3カットは写真集のテスト印刷にも使用したローキー、ハイキー、ノーマルに相当しそうなコマを選んだ。同じコマで条件を近づけての比較は初めて、フィルタ号数、絞りを揃え露光時間のみを変えてみた。

フラットニングはこれからだが、ドライダウンを含めて出てきた画は持っていたイメージに近い結果であった。ただRolleiの感度はILFORD純黒と比べ1段くらい高いと思っていたがそれほどでも無かった。

・感度:Rollei>ILFORD純黒>ILFORD温黒
(おおよそ露光時間比:0.7>1.0>1.5)
・温黒具合:ILFORD温黒>Rollei>ILFORD純黒
(ILFORD温黒はベースのクリーム色が濃く、純黒は純黒とするとRolleiはベースはわずかにクリーム色でトーンはやや温黒)

フィルタは同じ号数を使用したがコントラストに大きな差は無かった。フラットニング後ギャラリーに持って行き展示照明下で比較して決めていこうと思っている。

20130331-001.jpgしかし、Durst L1200はとても使いやすい。全体の作りがしっかりしていて特にネガキャリアは秀逸でネガセットをずれは皆無でプリント作業が捗るし、今まで以上に楽しい。

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このページは、kameyamaが2013年3月31日 18:48に書いたブログ記事です。

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