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8月3日(水)
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朝食前、早めに目が覚めたので夕べ歩いた街並みを散歩する。早朝の街はやさしい光が差し込み夕暮れとは別の顔を見せてくれた。B&Bに戻り、部屋の中や建物の中を改めて見るとオーナーさんの細かい心遣いや丁寧さが伝わってくる。そして待ちに待ったイングリッシュブレックファストも一品一品手作りでとても美味しかった。

今日はライからブライトンへの移動。距離も無くノンビリとイギリス国内を列車で移動する日。
宿をチェックアウトし駅までの道を最後の街並みを楽しみながらトコトコと降りていく。降りきった先に駅がある。改めて見るとこじんまりとしているが趣のある駅舎だ。
まだ少し時間があるので駅の待合室で座っていると、観光客では無い地元の人の日常を垣間見ることが出来る。顔なじみの駅員さんと話し込む人、難しい顔をして新聞を読みふける人、走り回る子供に目を配りながら読書する人など様々だ。こういうシーンに出会うと異国にきた実感が深まる。

ライから列車に乗りヘィスティングまで行く。そして乗り替えて約2時間、無事目的地ブライトンへ到着した。
今日の宿は海岸通り傍にある 4つ星B&B「ainsley house hotel」ちょっと歩ける距離ではないのでタクシーを使う。思った以上に急坂の多い街で海が見えてもなかなか到着しない。どうも途中で道路工事もありタクシーの運転手さんが迷っていたようだった。
ようやく宿につくとまだチェックイン時間前だったが部屋へ入れてくれたのはラッキーだった。

4階建てのタウンハウス、最上階の部屋に泊まる。部屋の窓から海がよく見えて眺めのいい部屋に泊まることが出来た。海からの風が心地よい。

 

今日は、ここからバスで白亜の絶壁セブンシスターに向かう。
バスに揺られること約1時間、車内は観光客より地元の人達が多い。学校帰りの学生らしき集団はどこの国でも元気でやかましい。

そして、セブンシスター入り口に到着。ここで遅めのランチを取り腹ごしらえ、目指す白亜の壁はここからレンタサイクルで向かうことにした。徒歩だと1時間近く掛かるとの案内だったし、爽やかな風に吹かれてのサイクリングも楽しかった。

石灰岩で出来た”白い壁”は対岸に遙かフランスを望むドーバー海峡に面している。欧羅巴の高い青空バックに白亜の壁はよく映えていた。
レンタサイクルの返却時間も近くなってきたが、時々自転車を止め、草原や池、羊たちを眺めながらの帰り道だった。

バス停で少々待たされたが、帰りも1時間近くバスに揺られブライトンに戻る。
一度部屋で休憩し、日が傾き始めたころ、カモメの沢山飛ぶ海辺を散歩。
ランチも遅かったので、今日は軽めの夕食、ブライトンでも老舗の店でフィシュ&チップスを買い込み、宿で食べる。
噂以上のおいしさとボリュームに大満足だった。
 

陽が落ちてからも部屋の窓から海を眺める。ずっと見てても飽きない景色だった。
しかし、こちらは地震も無いし台風も来ないせいか、とても頼りなさそうな桟橋に遊園地のようなテーマパークが乗っかっていて、日本には無い景色、これも飽きない理由の一つかもしれない。

ブライトン泊

 
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