2012年11月アーカイブ

先日の日曜に四谷三丁目のRooneeで開催していた仲間との写真展が終わりました。

足を運んで頂いた皆さま、ありがとうございました。不在時にメッセージを残して頂いた方々も居られメンバー一同感謝しています。
回数は7回を重ねていますが進歩があるのか変化があるのかは分かりませんが、私自身は展示点数は少ないなかで毎回何かの試み、目的を持って展示を行ってきました。
次回は多分来年だと思いますが、続けて行きたいと考えています。
ただ、1週間展示は短いです。週末が1度しかなく、今回のように土曜が悪天候になると、行こうかなと思っていても足が遠のくのは自分に置き換えれば分かります。
出来ることなら2週間展示くらいが丁度よいのだろうと思います。
この週末は3連休、あまり出歩かず家でノンビリ過ごし、1日は暗室プリントでもと考えています。お試しに入手した印画紙も試したいし、ここ数ヶ月で撮った友人達にプレゼントしたい写真もプリントしておきたいし。
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仲間と写真展

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今日から、四谷三丁目のギャラリー、Roonee 247 Photographyで仲間と7回目の写真展が始まりました。

私はカラーの作品2点、他メンバー6人は4点づつで合計26点の展示です。私の作品の一点は今回のDMに載せてもらっています。2点とも私がいつもミャンマー・インレー湖で滞在しているホテルで撮影したものを自宅のインクジェットプリンタ(エプソンPX-5V)で13×19インチに出力しました。それと明日11/14(水)に同じミャンマーで撮影したモノクロプリントも持参予定で、お時間のある方はこちらも観ていただければと思っています。
毎回ほぼ同じメンバーでほぼ年に1回開催している写真展ですが内容が進歩しているのかどうかは微妙な感じですが・・・私の場合はかなり自由にいろいろ試したり出来る貴重な場です。
1回目は2005年に八丁堀のアートスペースモーター、2回目2006年、3回目の2007年は北青山のDazzle、2008年はお休みで4回目2009年が今回と同じRoonee、5回目2010年が別グループと共催で町田市民ホール、そして6回目2011年が新宿ヨドバシカメラのギャラリーinstance。
いろいろな人から良く続くねと言われることがありますが、我々は強力なボスが居てテーマなり方向性なりを示して、周りがそれなりに繋がっているのが良いのかなぁと思ってます。7回も続いていると言っても本人達は違和感も無く淡々とマイペースで回を重ねている気がします。
ボスは私が最初にモノクロフィルム現像、プリントをいろいろ教えてくれた方で、今でも様々なアドバイスを貰ったり、ドライマウントプレスを貰ったりと大変お世話になっている。
私は明日と週末土日に在廊予定です。
写真は今回の展示候補に挙げて漏れた3点。
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ザルツブルク滞在中、バスで2カ所出歩いてきた。サウンド・オブ・ミュージックで有名なザルツカンマーグート入り口にあるシャーフベルク山、ここには登山電車があり50分くらい掛けて標高1800mまでアプト式でノンビリ登る。
前日の激しい雨にもかかわらずエメラルドグリーンの湖と青い空、白い雲と山の緑は絶景だった。
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もう一カ所は路線バスでドイツに入りベルヒデスガーデン、ここはヒトラーの山荘があることで有名らしく、地球の歩き方にも載っている。山間の小さな街で近郊からの観光客で賑わっていた。冬場はスキーも出来るようで年中観光客が訪れるのだろう。印象的だったのが近代ドイツを描いたような壁画??歴史の過ちを記しているのだろうか・・
しかし、路線バスで何も無く国境を越えてしまうのが便利なのだろうが、なんか素っ気ない。
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ガイドブックなどには"音楽祭"として紹介されていることが多いが正確には" Salzburg Festival"だそうだ。
モーツァルトの故郷でカラヤン像があったり音楽の街のイメージは強く、 8年前に来た時も祭り期間中だった。夕方になると街中に盛装した人たちが行き交い地元の人も民族衣装(チロル衣装?)を着て歩き回っていた。劇場の前は黒塗りの高級車や馬車で埋め尽くされザルツブルク祝祭大劇場のまわりは日本で味わうことのない雰囲気を醸し出していた。
今回、この祭りで本場のクラシックを聴くのも目的の1つ。便利になったモノで、春先からネットで予約しいくつかのチケットを購入していた。(国内の旅行会社や代行業者などに頼むと値段が倍以上になる)
ザルツブルク初日、11時のウィーンフィル交響楽団を聴くために日本を発ってミュンヘンに一泊した翌日、 6時起床、朝食をさっと食べ、スーツに着替え 7時半発のICE に乗り 2時間弱でザルツブルク到着。タクシーでホテルに行き荷物を預けコンサートに向かう慌ただしさだった。
チケットを見せ建物に入ると華やかな雰囲気に圧倒されつつも一先ずスーツをわざわざ持ってきて良かったと実感した。チラホラと旅行者スタイルで普通のラフな格好でウロウロしている人を見かけた。祭りなのでチケットがあれば入れてくれるのだろうが場違感満載・・
時々日本にも来るウィーンフィル交響楽団、演目は"R.シュトラウス;交響詩「ドン・ファン」"、"ワーグナー;ヴェーゼンドンク歌曲集"そして"ブラームス;交響曲第1番ハ短調op.68"、指揮者がマリス・ヤンソンス。
今まで何度かクラシックコンサートを聴いたが、途中から鳥肌が立ち消えなくなったのは初めてだった。演奏が終わり、指揮者がこちらを向く、聴衆は総立ちで拍手と足を鳴らし続ける。スタンディングオベーション。
本来のクラシックコンサートシーズンは冬場、ウィーンフィルの人たちにとってはポストシーズンのようなモノなのだろうがこの演奏。
うまく表現できないが鳥肌モノのコンサートなど初めての経験だった。いつか本場のウィーンの本拠地で定期公演を聴いてみたいと思った。他にも若い人達のオーケストラやピアノ協奏曲を聴いき巧さはさすがだったが鳥肌は無かった。
滞在中のホテルで毎朝レストランで見かける初老の女性がいたが、きっと夏の間ホテルに滞在し、好きなオペラやクラシックの演目を見て優雅に過ごしているのだろうとか想像していた。
でも本当の優雅な人たちは、ザルツブルク郊外の湖水地方の別荘に滞在し黒塗りの運転手付で劇場に現れオペラやコンサートを堪能し、豪華な食事をしてまた別荘に戻る生活をしているらしい。。
ただ、主なオペラやコンサートはお城の前の特設会場で生中継され、それは誰でも無料で観ることができる。このあたりも懐の深さと言うか根付いた文化を感じることができる。
夕暮れの涼しい風に吹かれ、ワイン片手にオペラに見入る人たちも羨ましく思えた。
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ザルツブルクは2004年夏に一度訪れていたが、その時は旧市街でなく、駅近くのホテルに泊まりレンタカーを借りてハルシュタットや山に行ったりで街中は駆け足で廻っただけだった。
それでも、中世の面影を残す街並み。チェコの田舎町から移動してきたこともあり、洗練された欧州の街という印象だった。

今回はここ、ザルツブルクが主目的地だったので、少々高かったが旧市街のど真ん中、モーツァルトの生家そばのホテル・エレファントに滞在した。(そういえば昨年夏のドイツ、ワイマールで泊まったホテルも「エレファント」だった・・・そんなに多い名前とは思えない偶然)

8年ぶりだったが1000年以上の歴史ある街、大きく変わっていたことも無く、丘の上に建つホーエンザルツブルク城や城からの眺め、教会、宮殿や大聖堂など街並みは記憶のままだった。
ただ、駅周辺はいろいろ変わっていた。8年前、丁度駅の改修工事が始まっただったのを思い出し、タクシーの運転手さんに聞いたら3年前くらいに今の近代的な駅に生まれ変わったとのこと。もう少し古びた駅のほうが趣があると思うが、ここで暮らす人達には今のほうが便利なのだろう。駅前から眺めてみたら前に泊まったホテルも名前は変わっていたが健在だった。

新市街と旧市街はトロリーバスが複数系統通っていて、数分おきに運行され多少道路が混でも10分程度。もし歩いても40分くらいで行ける距離だ。旧市街もトロリーバスが囲い込むようにあり、端から端まで歩いても30分以内で移動できる感じだ。バスで郊外に40分も走ればザルツカンマーグートと呼ばれ映画「サウンド・オブ・ミュージック」で有名な湖水地方が広がり、数日間の滞在にはとてもバランスの良いトコロだ。物価もパリやロンドンに比べればリーズナブルだし、夏は祭りシーズンで連日コンサートを始め、オペラなど催されている。

旧市街も良く観るとメインストリートも今風にZARAやMacDonaldが入ったり、モーツァルトの生家の1階がコンビニになったりと店舗は少ずつ変わっていた。

4泊5日の滞在中、夜に少し雨が降った日があったが虹も見られたし、暑くも寒くも無く概ね天候に恵まれた。それと、旧市街に滞在できたのは利便性だけでは無く、街を感じるうえではとても楽しく思えた。貴重な夏休みを使って行くからには、滞在先の重要性を改めて感じた。何年か経ったらまた訪れてみたい街の一つだ。


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