先日、初めて300万円で売られていた写真を観ました。
そこは谷中の元銭を現代アートギャラリーにしたBATHHOUSEでした。
先日、写真家田村彰英氏が代表をされている「シルバー・ソルト・クラブ写真展」に伺ったとき丁度田村さんが居られて、近くのギャラリーで面白い展示をしているからとご一緒させて貰いました。
谷中の路地を歩いて数分、昔売れ始めたころの山口百恵さんも通っていた銭湯「柏湯」をギャラリーにしたBATHHOUSEに着きました。
そこでは、イギリスの若手現代アーティスト"ダレン・アーモンド"氏の個展が開かれていた。
http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/081114darren_almond/
作品は日本の、若狭湾で撮られた日本の風景、販売価格は大きいので300万円、小さいのでも200万円の値が付いていた。小さいと言っても2m×2m近い大きさ、大きい方は3m近いのではと思える大きさ。なによりもこの大きさに圧倒される。元銭湯なので吹き抜けの天井高さが、その大きさというかスケールを演出している気がした。
展示されているのは10点くらいなのだが・・・しかし、これがこの値段で流通する、そういう世界もあるのかと・・・不思議な空間でした。
しかし元「柏湯」の天井を見上げると、もしかして若き10代の百恵さんが鼻歌でも歌っていたのかと思うとそっちの方がまだ現実的な気がしました。
話が前後しますが、「シルバー・ソルト・クラブ写真展」。(残念ながら本日で終了ですが・・)
全員が銀塩モノクロバライタプリント、美しいトーンのプリントがステキな空間を作っていました。なかでも私が一番好きだったのが、海岸でサーフボードを抱えている写真、何となく稲村ヶ崎?と思える作品には惹きつけられ、粒子の美しいプリントでした。
私もまた、モノクロプリント頑張ろうと思えました。
写真は、なんとなく「日本」っぽいかなと思っただけです。
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