写真は記録だが、撮った私にとっては記憶でもある。
シャッターを押したのには何かを感じたからなのだから、頭の中に記憶される。
写真を見せたときにこの”記憶”までもが伝わるような写真、これが”良い写真”なのだろうと思う。
ネガキャリアにネガをセットして絞り、露光時間を決めてタイマーのスイッチを押す。所定の秒数待った後、現像液に静かに印画紙を滑り込ませる。15~20秒軽く攪拌した後、ピンセットで裏返す。そうすると光が影が静かに浮かび上がってくる。この瞬間、記憶が呼び戻される気がする。
デジカメで撮って、撮影後液晶で確認して、パソコンに落とした後画面で確認する、そしてプリンターで印刷し、はき出されてくる。このときも記憶を辿るのだろうが、やはり赤暗いセーフライトの下で浮かんでくる画の方が、ステキに思える。
さて、今私の写真友達が2人、海外に行っている。一人はチェコのプラハ、もう一人はインドネシアバリ島。両方とも私も行ったトコロだし、もう一度是非訪れたいと思っているトコロだから、なおさら気になる。
帰国後に写真を見せて貰うと共に、現地での様子や出来事を聞かせて貰うのも楽しみだ。だから、何となく、現地の天気予報など、意味もなく見てしまう。
プラハの天気、晴時々曇りだが気温は低めで最低が零℃付近、最高が5~10℃、冬場だから気も短いだろうし雪もあるかもしれない。きっとステキな景色が広がっているのだろう。
バリ島、雨期だから雨が降るのだろうが、予報は曇りベースな感じ。気温は最低が25℃、最高が30℃湿度も80%以上と蒸し暑そうだ。それでもスコールの後は劇的な光が差したりと私が見たこと無いような風景が広がるのだろなぁ・・・
部屋には今日プリントした印画紙が並んでいる。久しぶりの一日暗室で少々疲れたがこうして眺めていると楽しいし、今度行くとき、これらの写真を持ってまた会いたい人が沢山居る。
コメントする