オリエンタルのVC-FBが50枚あるのでコレを使用。一点仕上げるのに5~8枚プリントした計算で、あともう10数枚の残量になった。
ドライダウンを計算して、少し短めの時間に絞り込んでいく。フィルターワークは以前はあれこれとっかえひっかえして、5回以上露光していたが、最近は、出来るだけシンプルに纏めるように追い込み、多くても3回程度。
あれこれやって沢山焼いても、段々見分けが付かなくなるのを何度も経験した結果、今は落ち着いているような気がしている。でも、何かの拍子にまた、アレコレし始めるかもしれないが・・・
それと、プリント始めた頃は”黒”や”シャドー側”を意識していたが、最近はどちらかというと”ハイライト側”を意識している。その効果かどうか判らないが、2年前に焼いたプリントと見比べると、あの頃はこれで良しとしていたのが、妙にベターっとした印象に見えてしまう。
これも、また何かのきっかけで変わるかも知れないが・・・
さて、先日行った南阿佐ヶ谷の住宅内ギャラリー、写真仲間のhanaさんの個展会場。緑のある庭に木目の落ち着いたバルコニーがあって、柔らかい午後の日差しとも相まってステキな空間を作り出していた。
来年、取り壊しの予定だと聞き、とても残念な気がした。別に昭和懐古主義でも無いですが、今でも多くの人が住み暮らしている世界を取り壊さなくてもいいのに、と思うだけです。なんか異国情緒漂う都会の下町風情。hanaさんが長年とり続けている世界が少し解った気がしました。
写真はそんなギャラリー前を行く自転車の郵便配達、オートバイより自転車が似合う、似合いすぎているトコロでした。
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