2009年6月アーカイブ

モノクロ写真展

ここ数日、モノクロ銀塩プリントの展示を観てました。明日からフランスで撮ってきたモノクロのプリントを始める予定です。とりあえずはベタですが。

冬青社ギャラリーで開催中(もうすぐ終わりですが)の山下恒夫さんの「もうひとつの島の時間」。数年前写真集「島の時間」を山下さんから購入しました。この写真集はカラー作品で最初見たとき、1ページ目から最後までよどみなく観れてしまったコトが印象的でした。それまで、写真集を見ているとあれ?とか??な場合にどうしても手が止まり前のページを見返したりしてたので自分なりに新鮮な経験でした。複数の写真をまとめるためのヒントをくれた一冊でした。
それから少し経ったとき、コニカミノルタギャラリーで「もうひとつの島の時間」のモノクロ展示を観ました。プリントの、特にそろったトーンの美しさにまず目を奪われた記憶が鮮明に残っています。
そして、昨年、冬青に行ったとき写真集を購入。今回の展示でもう一度モノクロプリントを拝見することが出来て、山下さんに直接プリントについてなどいろいろ貴重なお話を聞くことが出来ました。妥協しない自己へのこだわりはキビシイ言葉の中にもシンプルな真理を説いてくれたと受け止めています。

川崎市民ミュージアムで開催中のハービー山口さんの写真展 「 ポートレイツ・オブ・ホープ」 
~この一瞬を永遠に~。
いままで部分的に観たことのある写真がまとめて展示してありました。ロンドン、東欧、Peace、アーティストのポートレート、代官山十七番地など約240点。私が一番好きなシリーズは東欧シリーズも沢山展示されていてもう一度ゆっくり行きたいと思っています。写真作品だけでなく使っていたカメラや貴重なベタ焼きもケース展示されていと特にベタというのは興味深いモノでした。ハービーさんのモノクロ人物写真は素敵だと改めて思いました。

そして同じく川崎市民ミュージアムで明日まで開催の
第2回シルバーソルトクラブ写真展」、前回は谷中のりんごやさんで開催でしたが今回は広い会場に参加メンバーのがんばりとこだわりを感じました。

というわけで明日からのプリントを前に刺激を沢山もらってきました。プリントに活かせるか否かは私次第ですが。。久しぶりの暗室で楽しみです。


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買い換え目論見

そろそろエコポイントの全容も理解出来つつあるし、いちおうボウナスらしきモノも出たのでエコ家電の買い換えを考えています。


筆頭が"冷蔵庫"でもう12年くらい使っていて去年くらいから音が大きくなってきたような気がしているしそもそも小さめでフィルム保存スペースが少々狭くこれを気に是非買い換えたい一品です。

次に"エアコン一号"。今我が家には三号まであるのですが(うち一台は自称暗室用)最初に買って今も我が家のリビングで私を涼しくしてくれている のです、これも12年モノで、きっと燃費が悪そうで・・・ただ特に不調な兆候も出てないし昨年業者さんにクリーニングしてもらったので、まぁ今回は見送り でしょう、きっと。

そして、"薄型液晶テレビ"。リビングのでかく思いブラウン管テレビにブルーレイHDDレコーダーつないで、地デジはこっちのチューナーで見てます。少々面倒ですが、綺麗に写るし特に不満は無いので、多分こちらも暫くこのままかと。

エコ家電が対称のエコポイントシステム、デジカメも新型にするとバッテリの持ちが良くなるとかでデジイチもお得になるとウレシイのですが・・・

5Dのマーク2、1ヶ月前まで全然興味を持っていなかったのですが、ちょっと最近いろいろ気になり始めてますゴミ取り効果がそれなりに有るとか、動画でマニュアル露出などのファームアップが好評そうだし。エコポイントを稼いで足しにして・・・ん~

20090623-1.jpg写真は本日駅に降りたら少し綺麗な夕焼けでした。年に数回程度の綺麗さで何人か携帯で撮ってました。

まぁ仕方無いのか

6/14の日曜でグループ展が終わりました。お越し頂いた皆様ありがとうございました。次回は未定ですが、また皆様にご案内できるようメンバー一同頑張ってまいります。

私自身、本当はGWに北京で撮ったモノクロスナップ写真を展示するつもりでしたが不測の出張が入ってしまい、在庫のミャンマー写真を出展になってしまいました。いつか北京の写真もお見せできる機会があればと思っています。

フランスで撮ったモノクロの現像が上がってきてネガ整理をしていたところ、いつも使っているネガケースの在庫が無くなってしまいました。日曜少し早めに出て新宿ヨドバシカメラに寄りまとめ買いしようと思っていたら、店頭にはブローニー用が少しだけ。35mmは別のトコロに移ったのかと思い探すが見当たらない。店員さんに聞いたら売り場に響き渡るくらいの大きな声で「大変申し訳ありません。もう製造中止で店頭在庫のみになってしまいました、本当に申し訳ありません」とのコト・・・
まぁ、冷静に考えたら今までよく有ったなぁと思える商品なんで仕方無いですねぇ。

2009061601.jpgしょうがないのでコスモスが売っているファイルタイプのにしました。これだったらまだ暫く大丈夫だろうと思うので。。
今までのネガケースはchikuma製で、折りたたんで引き出しにしまっておけて、現像データ書いたりベタ番号書いたりこのスタイルでずっとモノクロプリントに重宝していたので残念です。



解消時差ボケ

2009061201.jpg昨日くらいからやっとアタマの中の霞が取れてきたような気がしています。ヘンな時間に目が覚めることも無くなりましたし時差ボケから解放されました。


今日、帰宅するとフランスで撮ってきたモノクロネガ現像が上がって戻ってきました。もろもろのため今回は長巻きのままにしてもらったので、丁寧に梱包された箱を開けたときはイケスのウナギでも見ているようでした。早くベタを取ってセレクトしプリントを作りたい意欲が出てきました。

ホンの一週間前にフランスに居たのがウソのように普通の生活に戻りました。

明日から2日間、ルーニィに行き来てくれる皆さんとお会いするのが楽しみです。

写真は先週まで毎日毎日見ていた部屋からの景色です。平凡な街並みですが時々面白いモノが見れて暇にまかせて良く見てました。

写真展案内

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明日(6/9)から日曜(6/14)まで東京四谷のギャラリーRooneeで地元の仲間と写真展を開催します。

数年前から年に1回くらいのペースで展示をして今回で4回目です。メンバーは7人、もともと地元の写真教室で知り合った仲間でときどき集まって食事したり撮影にでかけたりしている仲間です。


今回のテーマは「旅の記憶」です。


「写真は記憶と記憶のあいだに埋もれてしまった自分を見つける機会を作り出してくれるといいます。私たちの人生そのものが旅であり、まだ私たちは旅の途中です。4年目となるグループ展は、それぞれの心に響いた日常をめぐる旅の足跡です。」

私は昨年12月に訪れたミャンマーの写真を5点展示しています。昨年10月に個展で展示したミャンマーに報告とお礼をと思い訪れた時の写真です。

DM_post2.jpg私は週末土日に在廊予定です。近くまでお越しの際は是非お立ち寄りください。


帰国

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本日朝7時頃、予定通り成田に帰国しました。いつものように相模大野までバスで向かい、最後は荷物重いし雨だったのでタクシーで帰宅しました。
帰りの飛行機は噂通り空いてました。多分半分くらいで、私は窓側の2席を一人で使ってました。さすがに4人席は既に取られていました。飛行機で2~3時間寝れたので映画2本観てたら12時間フライトも長く感じませんでした。

1枚目の写真はパリに向かう途中のルマン~パリ間、高速区間のTGVからの景色です。推定280km/hくらいですが、スピード感は静かで揺れも少なく東北新幹線並という感じでした。

パリでホテルにチェックインごモンパルナス近所を散歩、モンパルナス墓地からリュクサンブール公園を抜けてサンミッシェル通りを戻りホテルそばにあるアンリ・カルティエ・ブレッソン財団(HCB)のギャラリーへ。
数年前にパリに来たとき一度行ったので、記憶を頼りにフラフラと歩いていたら見覚えのある建物や広場を見つけ少し迷っただけでたどり着けました。

2009060602.jpg2~3階が企画展で昨年度のHBC財団賞受賞作品を展示してました。アフリカや東ヨーロッパに暮らす多分、訳ありな人達(おそらく戸籍が曖昧な人達?)のポートレートやドキュメンタリー作品でした。ポラロイドからカラー、モノクロ、ハーフサイズから4x5まで様々なカメラで撮られていて、静かに主張を感じる作品でじっくり1時間くらい見てました。4階は前回と同じでブレッソンの代表作品を常設展示してありました。それと実際に使っていたバルナックライカがガラスケースに若い頃のブレッソンの写真をともに置いてありました。

2009060603.jpgそれから近くの広場のベンチで1時間くらいボーっとすごしホテルに戻りました。地元の人が陽の長いこの時期を謳歌するように集まり、カフェで話し子供達が遊び回る様子は観光名所ではないですが、パリを身近に感じることが出来、見ているだけでも飽きることはありません。

ホテルに荷物を置き、近所で久しぶりの中華料理を食べました。普通に美味し肉野菜炒めとスープにご飯でした。

結局ラニオンでは日本人に会うことは無く、日本語を直に聞くこともは有りませんでしたが、パリはさすがに日本人観光客が多かったですが、パリで久しぶりに聞いた日本語が関西弁バリバリのおばさま軍団の歓声だったのは思わず笑ってしまいました。多分観光でモンパルナス駅に?来てその広さと迫力?にえらく盛り上がっていたのでしょう。

明日は四谷でG展示の搬入です。



ライフライン

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約4週間のラニオン最終日、朝食後何度も通った散歩コースを一回りしてきました。
1枚目の写真は、今回の生活に欠かせなかった唯一のスーパーマーケットです。看板には7-21時までオープンで日曜は9時からと書いて有るのに、日曜は閉まっているコトが多かったです。まぁ細かい表示があっても私が気付かなかっただけでしょうが・・
ここで、生活雑貨、飲み物、総菜やおやつ、果物、野菜時にはパンも買いました。シゴトから戻るとだいたい夜7時ごろ、人気のパン屋さんはほとんど品切れで閉店してたので仕方無く買ったら以外と美味しいパンでした。特にクロワッサンは街中の普通のパン屋さんのより美味しいと感じるくらいでした。もしこのスーパーがなかったら相当苦労したと思います。到着した翌日の夕方にここを見つけたときに「これで生活には困らずに済む」とホントに安心しました。

2009060401.jpg2枚目の写真が通勤バスです。こうやってみると派手で幼稚園バスの様に見えますが路線バスでほぼ毎日乗りました。駅前から街中を周り、坂道を登っていき沢山会社があるエリアを通って空港まで行ってまた街中に戻るルートです。朝も帰りも一本しか無いので乗り損なうとやっかいです。料金は片道1ユーロで距離を考えるとまずまずお得な感じでした。一番混む区間はほぼ満員ですが私はいつも始発に近い駅前から乗っていたので座ってましたが何度か乗り切れないくらいの混雑を目にしました。ただ私が降りるバス停の2~3個前で大部分が降りてしまうので最後はがらがらでした。

2009060403.jpg3枚目がアパート?ホテルのバルコニーから見た景色です。リビングとキッチンに寝室、バストイレがあり、広さも十分で快適でした。一応4人まで泊まれるようですが、さすがに大人4人はキビシイだろうなぁと思います。
最後数日は西日が強く眩しいくらいでしたが。バルコニーが南西向きなので夕焼けが綺麗な日は椅子に座ってボーっと眺めてました。平日は静かなのですが週末は若い人が仲間数人で泊まりに来て騒いで、廊下を走る輩いましたが、うるさくて寝れないと言うほどでは無かったです。

朝9時過ぎにラニオンを出てほぼ予定通り午後2時前にパリに到着しました。今日は近所を散歩して明日のフライトにそなえノンビリ過ごすつもりです。

最後の晩餐

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今夜がラニオン最後の夜になりました。昨夜は最後の晩餐ではありませんが、3度目の海の見えるレストランディナーへ連れて行ってもらいました。
写真はそのレストランそばの夜景です。食後に腹ごなし散歩しているときに撮りました。

今回は会社から来るまで10分か15分の距離にある一番近いところだそうで、出張に来た人が短期間泊まることもあるそうです。今回私は利便性を考えてくれて海側ではなく駅の近いダウンタウンを取ってくれました。正直ここの海沿いに何泊かして毎晩沈む夕陽を眺めながらのんびりしていたかった気もしてます。

レストランは本格的なシーフードフレンチのお店で、こちらの人曰く、伝統的なフレンチディナーだそうで。
前菜→メイン料理→チーズ→デザート→エスプレッソあとはパンと飲む人はワイン。

2009060301.jpg写真は今回私がオーダーした前菜です。サーモンと貝柱など新鮮なシーフードと野菜で、ソースも説明できませんが、甘辛くて酸味が有って美味しかったです。

2009060302.jpgこちらがメイン料理で、地元の魚とマッシュポテトやベーコンでボリュームもあり美味しいです、特にこんなに美味しいマッシュポテトは初めて食べました。
このあと、10種類くらいのチーズを持ってきてくれてその中から、4種類を選んで頂きました。唯一名前がわかったのがカマンベールチーズで、残りはお奨めの品を見繕ってもらいフランスパンに載せて食べました。最後のデザートはガレット?にリンゴや他の果物を一緒に包み込んだ一品でほどよい甘さで量もそこそこでペロリをたいらげてしまいました。

食べ物ネタの日記が多くなってますが、ここ書いて無いときは普通にフランスパンとサラダ、時々肉などで質素に食べています。今日は最後残っていたさとうのご飯をサラダと目玉焼きで食べました。

明日は朝からパリへローカル線、TGVと乗り継いで移動です。
しかし、シゴト終わってから車でチョイと走るだけでこのようなビーチとレストランがあちらこちらにあるロケーションは正直羨ましいです。まぁ私の職場も自転車で少しは知れば日本らしい田園風景が見れますが・・

ニュース

今日、こちらのニュースはブラジルからパリに向かう途中で行方不明のエールフランス機の話題で持ちきりです。

私も数日後にエールフランスで成田に戻るので正直、少々気になります。
まぁ、ただこのようなコトが有った後の方がかえって安全かなぁなどと言い聞かせています。

今回のはエアバスA330だそうで、私が持っているチケットもエアバス、これまた少々気になり調べてみたらA340の方でした。

過去の経験からというか思い込みというか、エアバスの方が機内が静かなような気がして、良く眠れます。それとシートが2-4-2でボーイングの3-4-3や3-3-3シートより若干ゆとりがあるのもヨシです。

エールフランスのパリ-成田は一日に4便(うち1便はJAL運行)あり、一番早く昼12時前にパリを出て翌朝7時ごろ成田に着くのを取ってありま す。前回乗ってきた人が空いてたよ。との言葉を信じて、できれば4席シートを独占してノンビリ寝ていたいです。きっと寝れないでしょうが・・

すっかりこっち時間になっている身としては、正午に乗って12時間、夜中の12時に日本について眠いピークを向かえつつ有るなか、朝の7時。到着日はなんとか長時間昼寝しないで、夜まで我慢して爆睡したいところです。

2009060101.jpg写真は何度か行ったカフェです。歴史ある建物のようですが、カクカクと曲がって立っています。不思議そうに観光客が写真を撮っていきます。

静かな日曜

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今日は朝から洗濯、これで帰国までの目処が立ち、徐々に荷造りが出来そうな感じになってきました。
こちらの日曜は本当に静かです。ダウンタウンの中心街、広場にいっても夕方まではごく一部のお店を除き閉まってます。普通に開いていたのが花屋さんくらい。きっと日曜はお花が売れるのでしょう。
パン屋やコンビニのような売店はお昼前後だけとか開いてます。カフェの類は夕方になると一部営業してます。

そんななか人気も少なく街を歩いていても閑散としてて少々滅入ります。昨日はあれほど賑やかだった公園もベンチで読書する人が1人だけです。そんななか人が歩いて行く方向があり、なんとなくその方向へ向かうと大きな劇場?のようなホールがあり、その前に沢山の人。何だろうと思って入ってみました。とりあえず入場料はいらないようで、、、するとこの街に不釣り合いなくらい立派なホールで客席も2階席まであり多分、5~600人は座れるようなところです。ステージを見ると沢山のハープが並びハープコンサートのようです。そう言えば入り口に貼ってあったポスターにハープの画があったような・・・

とりあえず一番後ろの端の席にすわり演奏を聴いてました。弾いていたのは地元の若い人と子供達。目を閉じると綺麗な音色なのですが微妙にそろっていなくちょっと練習不足なのでしょうか、お世辞にも上手いとは言えませんでしたが一生懸命ビデオを撮影する人や、フラッシュ禁止の筈なのにフラッシュ光っぱなしでした(1枚目)。

2009053102.jpgホールを出ていつもと違う道を下っていると青い窓に赤い薔薇が綺麗に咲いてました。他にもいろいろな薔薇があちらこちらに咲いてます。
夕方開いたいつものカフェ(と言っても4回目ですが)で小さなクッキーが付いた1.5ユーロのエスプレッソを飲んで一休み。お店の主人もテーブルで他の客とビールを飲んでいる様子、このあたりがらしい感じで良いです。

途中で開いてたお店の入り口から沢山のケーキが目に入りました。地元の人が沢山買いに来てたのできっと美味しいのだろうと1個買って戻りました。

2009053103.jpg洋梨ベースのスポンジケーキ、しつこい甘さでは無くあっさりとしてとても美味しかったです。さっきコーヒーは飲んだのでミントティーを入れて飲みました。インスタントのリプトンティーですが十分です。ケーキはこれで2.3ユーロ、カフェのエスプレッソもケーキもリーズナブルな価格でくせになりそうです。とはいえ最後の日曜ですが。
夜はテレビで全仏オープンテニス。学生のころよくテニスの試合をテレビで観てましたが茶色のクレーコートのフレンチオープンが一番好きでした。球足が遅くなるせいかラリーの見応えがあり、というか見やすかっただけかもしれません。あのころ出ていた選手(マッツ・ビランデル)が解説席に居て、人のことは言えませんが、すっかりいいおじさんになってました。



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