2015年2月アーカイブ

2月3日(火)から西麻布のギャラリーe&mでモノクローム展が始まります。私も数年前から参加させてもらっているのですが、今回は第10回目という区切りでテーマは「My Best One」です。

私はこちらの1点を選びました。私の写真集「Thanaka」に入っていますし、写真展の時も展示した私自身の思い入れのある1枚です。撮影したのは2007年で場所はミャンマーのインレー湖です。以前書いたような記憶もありますが、早朝ホテルで撮影しました。いつもお世話になっているインレー湖の湖上ホテル、Shwe Inn Tha Hotel の各部屋をつないでいる桟橋で朝靄の綺麗な景色をカメラのファインダーで観ていたとき大きめの鳥が視界に入って来て反射的にシャッターを押しました。真ん中を横切っているのはホテルの敷地を示す木製の柵で、普段はこの外をボートが行き交い水面は波紋が足っていることが多いのに、現像したネガを見たとき鳥が丁度中心に翼を広げ、鏡のような水面が綺麗なシンメトリーを作っていました。構図、タイミング、露出の全てが完璧に揃った1枚が完成しました。プリントは濃度を合わせるために右側を若干焼き込んだだけで私のプリントの中では露光回数の少ない焼きやすいプリントでした。

2007年は2度目のインレー湖で、その後何度も訪れて毎朝この場所に行きますが2度とこのようなシチュエーションに巡り会うことはありません。よく言われる「写真の神様が舞い降りた1枚」だったのかもしれません。

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monochrome X
 「My Best One」

会期:2015年2月3日(火)〜 3月7日(土)
   (日・月曜日休館)
時間:12:00〜18:00(入場無料)
主催:モノクローム展実行委員会
後援:DGSM Print Consortium
協賛:オリンパスイメージング(株)、(株)ピクトリコ、(株)ニコンイメージングジャパン(株)、エプソン販売(株)、富士フィルムイメージングシステムズ(株)、キヤノンマーケティングジャパン(株)
協力:ギャラリーE&M西麻布

展示内容
今回で10回目となるモノクローム展のテーマは「My Best One(私の一枚)、参加写真家が自身の作品の中で一番好きな写真を展示致します。

参加写真家
石川武志、伊藤計一、稲垣雅彦、大阪 寛、織作峰子、加藤法久、亀山 仁、菅野秀明、 木村直人、桑原史成、酒井久美子、佐藤 理、佐藤倫子、澁江一仁、杉山宣嗣、 鈴木英雄、鈴木光雄、竹内英介、竹内みどり、達川 清、谷 雄治、中道順詩、 中村うらら、永嶋勝美、長嶋正光、長浜 治、沼田早苗、ハービー・山口、 ハヤシアキヒロ、原 直久、HARUKI、広川泰士、BAKU齋藤、藤井英男、 星川洋嗣、細谷秀樹、舞山秀一、南川三治郞、山田愼二、善本喜一郎、渡邉 肇、他

 
  

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