帰りの那覇空港で
時間が有ったのと、沖縄についていろいろ思うところがあって、とりあえず買った2冊の本。沢山あったのだが、何となく表紙が目立っていた「沖縄スタイル」と、パラパラとめくったら素朴な疑問に答える形で分かりやすく書いてありそうだった「沖縄のナ・ン・ダ」を選んだ。
他にも琉球王国の歴史やもっと堅い内容の本も沢山あったが最初は簡単でお手軽な2冊を選んだ。
今回の短い沖縄で一番感じたのが"異国性"だった。別に海外どこに行ってもある免税ショップ『DFS』が有るからではなく、さまざまなトコロから感じるモノがあった。
最初に驚いたのが"お墓"。コチラで見るようないわゆる墓石ではなく、大きな祠のような石(コンクリート)作りの建物があってその中に多分祀られているのだろう。そして何度かみかけた"お祈り"のシーン。
黒い?線香?のようなモノを沢山並べ、その手前に南国の花や果物をお供えし、その傍らに正座して祈っていた。このシーンも本土では見かけない、、そう、東南アジアの様式に思えた。詳しく知らないので本当のところは分からないが、私にはインドネシアバリ島やミャンマーで見た、祈る人々の姿に見えた。
さらに、シーサーと独特の瓦?屋根。どこからともなく聞こえる沖縄ミュージックと沖縄料理の数々。
そして最後は沖縄の人々、今読んでいる「沖縄のナ・ン・ダ」によれば、本土に住む日本人のルーツは弥生時代に北アジアのバイカル湖周辺で、沖縄の人々は縄文時代の東南アジアがルーツらしく、これも私が"東南アジア"を感じた理由の一つなのだろう。
これだけの違いがあれば独自の文化を歩み、グスクと呼ばれる独特な雰囲気を思わせる城も納得できる。
私は東南アジアを旅行するのが好きだが、沖縄ももっといろいろな文化や人々に触れて、写真に収めてみたいと思う。
そういう意味でも今回の3日間だけではあまりにも表面的で短すぎた。前述の「沖縄のナ・ン・ダ」によれば沖縄に来る観光客の半分はりぴーたーだそうで、多くの人が沖縄の魅力に取り憑かれているのも納得できる。